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ドル円の下値メドは98円75銭、再度安値を試すか~各通貨ペア・ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ユーロ/円(EUR/JPY)落ち着いた動きになるか

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先週のレポートでは、BCラインに注目した。BCラインが下値支持線となり、下げ止まるとが出来るのか否かがポイントになったからだ。実際には、ほぼ横這いの中、そのBCラインに到達した。次の注目日は8月16日前後である。

A点水準:約110円
C点水準:約115円

今週のポイントは、落ち着いた動きになるのか否かということである。

あくまでも個人的見解

C点に注目したい。週明けにC点が位置する時間帯を通過する。したがって、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになるからだ。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場が続いている。下値のメドとして110円前後を考えたい。なお、上昇エネルギーの強い相場になるには赤丸水準の116円を終値で超えることである。

現在のシナリオ

上値の重たい展開が続く可能性がある。下値支持線と期待されたACラインを割り込んでいる。また、上値抵抗線CDラインも控えている。そして、上値の右肩下がりの展開が続いているからである。

第2のシナリオ

下げ止まりから落ち着いた動きになっていく可能性も残っている。BCラインが下値支持線になることも期待できる。そして、C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。

なお、MACDは下落トレンドを示しているのだが、MACD自体とシグナルが横這いとなってきた。スローストキャスティックスの数値は売られ過ぎ状態で推移しているのだが、上昇に転じ10%台に戻している。

豪ドル/円(AUD/JPY)上値は重たい

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先週のレポートでは、ABラインに注目した。下値支持線ABラインを維持することで下げ止まりから落ち着いた動きになっていくことが期待されたからだ。実際には、ABラインを維持しているのだが、BCラインを割り込み、再びBDラインに接近した。次の注目日は8月17日前後である。

A点水準:約76円50銭
C点水準:約84円50銭

今週のポイントは、上値の重たい展開が続くのか否かということである。

あくまでも個人的見解

C点に注目したい。週央にかけて、C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。したがって、ペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり流れが変わるのか否かがポイントになるからだ。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場に転換した。下値のメドは75円前後を考えたい。なお、上昇エネルギーの強い相場への転換のポイントは赤丸水準の79円を終値で超えていくことである。

現在のシナリオ

上値の重たい展開が続く可能性がある。下値支持線と期待されたBCラインを割り込んでしまった。また、B点が位置する時間帯より値を下げてきているからである。

第2のシナリオ

落ち着いた動きになっていくことも考えられる。下値支持線BDラインが控えていることから、ペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるC点が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。

なお、MACDは下落トレンドが続いているだが、MACD自体とシグナルが重なっている。スローストキャスティックスの数値は売られ過ぎ状態から上昇に転じ、30%台に乗せてきた。

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