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ドル円の下値メドは98円75銭、再度安値を試すか~各通貨ペア・ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ポンド/円(GBP/JPY)下げ止まるのか

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先週のレポートでは、A点に注目した。A点が位置する時間帯を通過することで、流れが変わるのか否かがポイントになったからだ。実際には、A点通過以降も軟調な展開が続き、ADラインに到達した。次の注目日は8月17日前後である。

A点水準:約130円50銭
B点水準:約135円50銭

今週のポイントは、下げ止まることが出来るのか否かということである。

あくまでも個人的見解

ADラインに注目したい。下値支持線ADラインを維持することが出来たのであれば、下げ止まりから反発上昇を期待することが出来るからだ。

(川口の捉え方…取扱いに注意)正念場を迎えている。先週末の水準から更に一段下落する、すなわちADラインを割り込み、EU離脱決定後の安値をも終値で割り込んでくると、チャート的には弱気が更に広がることになる。しかも、中心点であるB点の下方を通過することからも、次のペンタゴンが真上に描き足される確率が低くなる。ということは、しばらく上値の重たい展開が続くことになることを示唆している。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場が続いている。下値のメドは青線水準の127円50銭前後を考えたい。上昇エネルギーの強い相場に転換するには赤丸水準の146円を終値で超えることである。

現在のシナリオ

軟調な展開が続く可能性がある。A点が位置する時間帯を通過した後も上値の重たい展開が続いている。中心点であるB点の下方に位置しているからである。

第2のシナリオ

下げ止まりから落ち着いた動きになっていく可能性もある。B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過することで流れが変わる可能性がある。また、ADラインおよびCDラインと下値支持線が控えている。そして、ダブルボトムを形成することも考えられるからだ。

なお、MACDはMACD自体とシグナルは重なったまま横這いからやや右肩下がりに推移している。スローストキャスティックスの数値はひと桁の売られ過ぎ状態で横這いとなっている。

今週のペンタゴン(スイスフラン/円)

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※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<為替編>』(2016年8月14日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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