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「外国人労働者受け入れ」が、日本人による人種差別でしかない理由=北野幸伯

日本は、なぜ西ドイツに勝ったのか?

さて、敗戦後「奇跡の経済成長」をはたした国が、二つありました。日本と西ドイツです。両国とも、「焼野原」からのスタートでしたが、奇跡的復興をなしとげた。しかし、ハイテク分野では、日本が西ドイツに勝ちました。何が原因だったのでしょうか?

渡部先生は、「西ドイツには、安い外国人労働者が大量に流れ込んだから」としています。

日本には、東ドイツから逃げてくる人間、または地続きのユーゴ、スペイン、イタリア、トルコ、あるいは韓国から来る人間がいなかったので、その人手不足をロボットで乗り切ろうと、懸命の努力をしたからである。一方、西ドイツには大量の人間が流入したから、ロボットを作る必然性がなかった。だが、この時の選択の違いによって、気がついてみると最先端の技術力、それもロボット分野で、圧倒的な差を日本につけられてしまったのである。

意識的ではないにしろ、当時の日本政府は、正しい政策を行っていたのですね。一方今の日本政府は、西ドイツの失敗を活かすことなく、あえて間違った道を進んでいます

介護ロボットの開発と普及を急げ!

また、渡部先生はこの本の中で、介護が必要なお年寄りに対し、非常に残酷な仕打ちをしているケースについて書いておられます。しかし、寝たきり老人の世話を長期間耐え続けることは、非常に難しい現実があると。それで、日本政府は、「フィリピンから看護人を入れよう」などと主張しています。こういう発想について、渡部先生は言います。

高齢化社会へと、どんどん加速していくのに、看護人は減る一方だ。そこに、日本語を知らない外国人を入れようなどという発想は、双方にとって、まことに非人間的なことだろう。

では、どうすればいいのでしょうか?

基本介護はロボットにすべきであり、国家が懸賞を出しても、こういうロボットの開発を急ぐべきだと、私は考えている。

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