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「金貨を買えない時代」がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! その理由はどう見ても…

生産量が減る中で「生産枚数」だけが増えるカラクリ

<金貨の種類別生産比率>

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(ケ):イーグル金貨の種別生産比率
生産量が激減する中、何としても見かけを良くするために生産枚数を増やしています。

2016年は全生産枚数の42%が1オンス金貨でしたが、2017年5月までの生産実績では、1オンス金貨がたったの30%です。そして小さな金貨の生産枚数を増やしています。特に1/10オンス金貨は2016年47%だったのが、2017年5月までの生産実績では53%に生産枚数を増やしています。

米国造幣局の生産能力は十二分にあり、製造設備が一部遊休状態であることは、2013年の1月の生産実績から明々白々です。

とにかく、原材料が入らないのが原因でしょう。価格が安かろうが、高かろうが、現物がなく買えない時代に突入するかもしれないと警戒せざるを得ません。

大手金鉱山・銀鉱山の中には、金価格安・銀価格安から来る赤字に耐えられず、不採算鉱山を中国の大手金鉱山企業に切り売りするところもあります。

このような状況がどこまで続くかはわかりませんが、大手ブリオンバンクは、この状況を活用して自己勘定取引で買い集めています。

6月の生産もきっと増えることでしょう。これについては、また別の記事で最新データを紹介します。

高値になっても金貨現物は手に入らない状態に

現在の金価格や銀価格が安値レベルにあるとわかっている一般人はあまりいません。これが一般人にもわかる状態となっても、すなわち高値になっても、金貨現物は手に入らない状態になるでしょう。

金融システムが英国ユーロ離脱、ユーロ圏の崩壊の可能性、ギリシャ債務危機の再燃、ドイツ銀行問題、諸銀行問題で大きく軋んでいます。どこを見ても問題山積、当然、投資家たちはヘッジファンドから資金を引き上げ、別の安全地帯に向かっています。
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※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2017年6月15日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2017年6月15日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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