大宇造船海洋の悲惨な実態
(ア)同社の売上高(青色棒グラフ)、売上原価(茶色棒グラフ)です。
2012年までは営業利益が出ていたのですが、2013年からは営業損失に変りました。問題は、2015年の営業損失が前年度の4倍のマイナス3079.4Bウォンと大きくなっている事です。
(イ)純利益の変化です。
2012年までは純利益(黒色棒グラフ)でしたが、2013年からは損失(赤色棒グラフ)となります。2015年はマイナス3537Bウォンと前年の4倍の損失です。2013年から2015年まで3年間の損失は5040Bウォンでした。これに対して、2007年から2012年まで6年間の純利益合計は3704Bウォン。すなわち、過去6年間の純利益でも穴埋めできない規模なのです。
興味深いのは、2010年の企業紹介プレゼンテーションを最後に、投資家用プレゼンテーションが発行されなくなったことです。その最後のプレゼンテーションの一部を紹介します。
(ウ)2009年時点の新規受注金額ですが、すでに2007年がピークでした。
(エ)2009年時点での受注残の金額ですが、すでに2008年がピークだったようです。
将来は韓国開発銀行経由の国営企業になるのでしょうか?他の韓国2大造船会社も同じような状況でしょう。
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『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2016年10月19日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
※太字はMONEY VOICE編集部による
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