15歳少女との性的関係
ヒラリー陣営は、現在問題になっているメールの内容がまったく分からないため、苛立ちを隠せません。今までは、発表前にその内容がFBIからヒラリー陣営に伝えられていたのですが、今回はそれがなかったからです(これだけでも大きな問題ですが)。
渦中のアンソニー・ウェイナー元下院議員は、15歳の少女との性的関係で政治生命を絶たれています。ビル・クリントンの御親友の大富豪も、15歳の少女との性的関係で逮捕されました。ビル・クリントンも同様の疑惑が持たれています。
しかしどうも、その程度のことで、FBI長官がヒラリーに反旗を翻したとは思えません。ヒラリーの盟友オバマは、行政府の長として、この件をどう考えているのでしょう?
プーチン、サウジ…そして支持率逆転
他にも、いろいろと細かな情報が出ています。
まずは、トランプ候補とロシア・プーチンの結託説です。これをネタにヒラリー候補がトランプ候補を罵りましたが、正式に否定されたようです。ニューヨーク・タイムズ紙の報道です。
また、ABCニュースによると、最新の世論調査ではトランプ候補の支持率が46ポイント、ヒラリー候補の支持率が45ポイントで、トランプ候補の優勢に逆転しています。
さらに、サウジアラビアの王族がクリントン財団に寄付をしていた問題。これは正確に言うと自発的な寄付ではなく、クリントン財団側がサウジアラビア王族に、寄付をしなければそちらの話には応じられないと要求したものとのこと。その証拠の電子メールがウィキリークスによって暴露されています。
米国にとって最悪の大統領選挙
さてここから、オバマが非常事態における大統領令を発動して、まさかの“続投”をするのか?あるいはヒラリーの代理としてミシェル夫人を立てるか?いずれにせよ、このままスンナリとトランプにバトンを渡すとは思えません。
驚きの11月になるのかどうか?誰にも分かりませんが、どう動いても米国にとって最悪の結果になるでしょう。
※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2016年11月2日臨時増刊号の抜粋です。11月2日通常号ではドイツ銀行第3四半期決算について、11月3日臨時増刊号では米大統領選支持率のカラクリについて、それぞれ詳しく解説しています。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
※太字はMONEY VOICE編集部による