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日本の個人投資家が知るべき「ワガママな母国」と縁を切る4つの戦略

2. 「市民権の多様化」を図る

市民権を2国以上に多様化する有効な方法は、第一に「第2のパスポート」を持つことです。

しかし、残念ながら、簡単、迅速、安価、かつ合法的な第2パスポート取得へのルートはありません。

日本の国会議員の二重国籍問題が取り沙汰されたことがありましたが、おそらく島国根性の日本固有の問題なのかも知れません。

台湾のような革命の歴史を乗り越えてきた国の富裕層が、子息を西側の国に留学させたりして人脈を築かせたり、あるいは、ハワイやグアムで高額な出産費用を負担して赤ちゃんを産むのも、政変などが勃発したときに二重国籍を取得させておくことが子どもの将来の保険になると考えているからです。

とりわけ、第2のパスポートを持っていると、自国がいよいよ危なくなったとき、2番目の国で投資行動や銀行口座の開設、自由な旅行、人権が保証された生活を実現することができます。

さらに、第2のパスポートを得るもう1つの重要な理由があります。

その前に、まずパスポートとは何かを理解することが必要です。あなたのパスポートは実際にあなたのものではありません。それは母国の政府に属するものです。

ですから、あなたが地球のどこに住んでいても、あなたの母国の政府はいつでも適当な難癖をつけてパスポートを取り消すことができます

ですから、2番目のパスポートを持つことによって、いざというときに難民のような生活を強制されるリスクから解放されるのです。いとも簡単に母国から脱出することが可能になるということです。

Next: 「所得とデジタル・プレゼンスの多様化」で国家の横暴に対抗する

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