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「宇宙軍」創設に本気で動くアメリカと「奇妙に優しい異星人」の正体

宇宙防衛軍の仮想敵は存在しない

しかし、宇宙防衛軍の創設には、ブローバックは生じないかも知れません。逆説的に言えば、勝利もないのです。

「我らの銀河系を守る」宇宙防衛軍の仮想敵である未知の地球外知的生命体など、どこにも存在しないからです。

結局、宇宙インディアンと戦う宇宙カウボーイは、敵を求めて銀河系という果てしのない暗黒の宇宙空間を永遠に彷徨い続けることになるでしょう。

今のところ、未知の地球外知的生命体の脅威から銀河系を守るという話は、あくまで米議会の議会場における仮説に過ぎません。

しかし、人々の間で、積極的にエイリアンとUFOから地球を守ろうという機運が醸成されれば、一気にエイリアンは具体化されて国連決議に応用されるようになるでしょう。

結果、起こることは、海兵隊や米空軍に投じられている莫大な予算が宇宙防衛軍にシフトされるということです。

そして、すでに、政府予算を組むこともままならならない米政府は、「NATOはもう古い。西側諸国も応分に金を出せ」と言い始めそうです。

んっ?どこかで聞いたことはありませんか?

ともあれ、万が一も、宇宙防衛軍の創設が決まることがあれば、志願者は圧倒的な数に上るでしょう。

なぜなら、彼ら宇宙兵士は永遠に敵を捕まえることができないだけでなく、宇宙での戦争も起こらないことを知っているからです。

Next: オバマの「火星有人飛行宣言」には、まったく別の意味がある?

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