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トランプ爆騰相場を演出「アルゴ買い上げ」の巻き戻しに気をつけろ=今市太郎

相場上昇の勢いがやみません。やりすぎ感全開ですが、国債金利が上昇する中、ドル円もついて行かざるを得ない状況です。かといって、順張りでついていくのは危険でしょう。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2016年11月15号を一部抜粋したものです。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

やりすぎ感全開。ここぞとばかりに買い上げているのは誰だ

米国債金利は依然上昇

週が明けてもトランプ爆騰相場の勢いがやみません。

大体月曜日の東京タイムから上げるような相場は週末まで持たないのが基本であり、やりすぎ感全開なのですが、国債金利が上昇しているのでドル円はそれについて行かざるを得ない状況です。

ただ、新債券の帝王であるジェフリー・ガンドラック米国債10年ものの金利が年内に2.35%を超えることはないと明言しており、債券金利もかなりいい線まで到達していることがわかります。

【関連】「トランプ大統領」効果。為替相場は中期的なドル高に向かっている=児島康孝

ドルインデックスはかなりいい線まで上昇

為替もすでにドルインデックスは100を超えていますから、ユーロドルの影響が大きいとはいえ、ここからするする上昇するようには見えません

RSIで見ても買われすぎは完璧に超えており、今週どこかで調整が入る可能性については考えておく必要がありそうです。

不思議な展開の米国上昇株式銘柄

米国の株価は依然高値水準で推移していますが、面白いのはいわゆるオールドエコノミー株が急騰している中にあってニューエコノミー株が下げを加速しており、非常に対照的な展開になってきているということです。

さらにトランプと仲の悪いジェフベソスCEOがいるアマゾンの株が大きく売られているのも気になるところです。

ずいぶんと感覚的に売買されている印象もあり、何かの裏づけがあって動いているとは到底思えない状況です。

日本勢は相変わらず懐疑的な状況ですが、米国経済は保守主義のおかげでそれなりに堅調に推移するのかもしれません。

日本にとってはいいことは何もない

ただ、TPPといえども中国と韓国を除いたどうでもいい国とだけ連係するだけの協定ですと、オージービーフが安くなってデフレを再加速することがあっても、アジアの経済圏ですばらしい成果がでるとは思えず、事実上どのブロック経済にも混じっていない日本だけが割を食う状況になることも考えておかなくてはならず、日経平均の連動上げも年末のヘッジファンドの売買が一旦終息すると、米国株の動きにはリニアにはついていかなくなる可能性も心配されます。

実際トヨタ株などはトランプで輸出規制が食らう可能性があることから円安が進んでも上がらない状況にあり、上昇相場の中でも明暗は分かれ始めています。

こうしたムードで上げている相場というのは終息するときもかなり早くなりますので、少なくともドル円に関してはここから109円手前まで到達したとしても一旦調整が入りそうな印象を受けます。

Next: 侮れない安倍・トランプ会談、急な流れの変化に要注意

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