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円高に垣間見える「ドル高の兆し」と北朝鮮問題のありがちな結末=長谷川雅一

次は「上昇トレンド」の番

通常、相場は、「上昇トレンド」→「トレンドなし」→「下落トレンド」→「トレンドなし」→「上昇トレンド」というサイクルでリピートします。

現在は、「下落トレンド」が終わって「トレンドなし」という場面ですから、次は「上昇トレンド」に進むのが、もっとも「ありがち」な動きです。

4日(月)のロウソク足が、本稿執筆時(4日20時過ぎ)で弱く、「もしかしたら、『下落トレンド』に逆戻りするかもしれない」という位置にありますので、まだ何とも言えませんが、テクニカル的に見ると、「円高圧力」だけでなく、「ドル高(ドル買い)」圧力も、それなりにある、ということをお伝えしたいわけです。

いきなりの「方向転換」に要注意

こういうことを書きますと、「長谷川はドル高論者だ」みたいに「くくられてしまう」のが嫌なのですが、今現在、「リスクオフだ。さらに円高が進むだろう」という見方が多い中、ドル高に向かう「ドル買い圧力」も「垣間見える」状態であるということを、お伝えしておきたいと思うのです。

もちろん、このところの円買い(ドル売り)圧力は相当なものであり、ちょっと上昇すれば(ドル高になれば)すぐ売りたたかれる動きになっていますが、ドルを買い戻そうとするエネルギーが、「ちらほら」見え隠れしていることに、注意を払う必要があると考えるわけです。

今現在は「ドル高」など考えられない状況である。それはその通りです。しかし、為替相場とは時に、そうした「マトモな見立て」と真逆の方向に、いきなり方向転換することがありますので、「米ドル/円の売り(円買い)は慎重に」と申し上げたいのです。

もちろん「参考意見」として聞き流していただいて結構です。

「決めつけ」は危険

僕は、1日(金)まで、僕は米ドル/円は、このあと「上昇トレンド(ドル高)」に向かう可能性が高い、と予想していました。しかし、北朝鮮の核実験の影響で、現在のところ「どうなるかわからない」微妙な状況に変わっています。

北朝鮮リスクは、金正恩の行動と、トランプ大統領の発言しだいでは、さらにエスカレートする恐れがあり、そうなれば、とりあえず「リスクオフは円買い」という、投資家達のいつもの反射行動により、さらに円高が進む可能性が高いでしょう。

しかし、事態が思わぬ方向に急展開する可能性もありますので、僕は、「円高に決まっている」という「決めつけ」によるトレードは危険である、と考えています。

Next: 北朝鮮もアメリカも「何もできない」リスクはやがて落ち着く

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