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最新大化け事例に学ぶ「テンバガー(10倍株)の見つけ方」3つのポイント=栫井駿介

急上昇から学ぶ3つのポイント

ヤマシンフィルタの株価急上昇から、銘柄選定において学ぶべきことは多いと思います。

<1. 経済の堀>

株価上昇は運に恵まれた面がありますが、それを呼び寄せたのは建機の油圧用フィルタで国内シェア70%という圧倒的な地位を有していたからだと考えます。

その強みがあったからこそ、コスト削減余地があり、三一重工との取引にもつながったのでしょう。これこそバフェットが強調する「経済の堀」です。経済の堀があれば、危機的な状況に陥ることなく、運が良ければ大きな業績向上が期待できるのです。

<2. 外部環境への依存>

同社の業績は外部環境(ここで言えば建機需要)に大きく左右されます。一般的には外部環境への依存度が高いことはネガティブな要素ととらえられがちですが、私は必ずしもそうではないと思います。

一時的なブームを除き、外部環境の多くは好調と不調の波を繰り返すものです。それを自力でコントロールすることはできませんが、不調時に致命的な状況にならない限り、大きな問題にはなりません。

むしろ、好調時には大きく業績が伸びることが想定されることから、不調時は大きなチャンスと考えられるのです。中国経済の盛り返しを想定するのは容易ではありませんが、足元で外部環境が悲観視されている企業にこそ注目すべきだと考えます。これまでの推奨銘柄でも、JXや三菱UFJには同じような特徴がありました。

<3.保守的な業績予想>

株価上昇のきっかけになったのは、業績予想の上方修正です。それも、1度ならず2度行っています。それだけ、もともとの会社予想が保守的だったのです。

予想は予想にすぎませんが、どちらかと言えば保守的な会社の方が好感が持てます。上方修正も起きやすい上、無茶な経営を行う可能性も低くなります。

業績予想がやけに前向きな会社は、下方修正により投資家を失望させるばかりでなく、予想達成のために無茶な経営をしてしまいがちです。その代表的な例が東芝でしょう。

予想が保守的かどうかは、過去の傾向や予想の前提条件を見ればある程度分かります。最後は自分なりの観点で判断する必要がありますが、保守的だと結論づけられればチャンスが眠っているかもしれません。

Next: 次のテンバガーを見つけるために、今できること

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