今日からできるトラブル防止のコツ
私も経験があるのでわかりますが、部下を叱って指導することは、ものすごいエネルギーが必要です。このエネルギーを正しく使えば問題ないのですが、感情的になるあまりに、部下の人格を否定するような発言はご法度ということです。
私が経営者の方にお話するのは、次のようなことです。
「自分もサラリーマン時代は中間管理職として、数多くの部下を育成指導してきました。その時に、当時の社長から『育成指導のポイントは“Warm Heart Cool Head”だ』と言われて腑に落ちたので、これを心がけてきましたし、今も心がけています」
要するに、頭はあくまでも冷静に、暖かい心を持って育成指導をするということで、怒りや感情に任せて指導をしてはいけないという教えです。この話をすると結構、経営者には喜ばれますので、使えるネタとして使ってください(笑)。
まさかの「マタハラ」認定も!?
あと、出産や育児に関する「マタハラ」「パタハラ」は、ふとした言葉からそう受け止められかねないですから、男女問わず、社員の育児については十分な配慮が必要です。
特に女性が多い職場においてはこの手の話は非常に多いですし、医療機関にとっては、経営者である医師が医学的な見地からスタッフにアドバイスをしたことが「マタハラ」として受け止められるリスクがありますので、十分な注意が必要です。
トラブル談義から商談へ繋げる
この手の話で盛り上がりますと、事前の対策も必要ですが、万が一のトラブルに備えて損保商品の提案に繋げることができます。
いわゆる「雇用慣行賠償責任保険」がこれに該当し、この商品への導入にもつながりますので、損保が扱える人はハラスメント系の知識を持っていた方が良いでしょうね。
ただし、保険を売ることだけを目的にすると、単に危機感を煽って経営者に嫌な印象だけを与えてしまいますので、事前の対策をきっちりとお話した上での事後対策として保険への動線にすることをお忘れなく(笑)。
パワハラについては、ご丁寧に厚生労働省がいいHPを作っていますから、お時間のある時に見て情報収集をして見てください。特に代理店主は必見ですよ(笑)。
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『奥田雅也の「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」』(2017年7月19日号)より一部抜粋
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