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元顧問税理士の「陰湿すぎる経営者いじめ」本当にあった追徴課税の怖い話=奥田雅也

税理士も千差万別。お客様の紹介で次々と依頼が舞い込む人気税理士もいれば、いいかげんなダメ税理士もいます。先日はびっくりするような話を聞きました。(『奥田雅也の「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」』奥田雅也)

※本記事は有料メルマガ『奥田雅也の「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」』2017年7月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:奥田雅也(おくだ まさや)
事業(医業)経営に関する生命保険・損害保険活用術に精通し、過去20数年間で保険提案した法人数は2,500社以上。現在は大阪を拠点として保険代理店経営・保険営業を行うかたわら、年間60回程度の講演や、業界紙・本などの執筆、コンサルティング業務を展開中。著書に『ここから始めるドクターマーケット入門』(新日本保険新聞社)『法人保険販売の基礎』(電子版・保険社)など。

税理士先生もいろいろ。税務署に「タレコミ」を入れる裏切り者も

税理士からの嫌がらせ

いろいろな経営者から、関わりのある税理士先生の話を聞かせて頂きます。そして私自身も、様々な税理士先生とお会いして、いろいろなお話をさせていただく機会が多くあります。実感としては、「税理士先生もいろいろですね…」です(汗)。

先日、ご相談を頂いた医療法人理事長からは、びっくりするような話を聞きました。

ある程度名前が通った「医業経営に強い税理士法人」に顧問をお願いしていたが、その担当者が非常に合わない担当者だったそうです。

この担当者、いろいろとミスをしていたらしく、そのミスを指摘した理事長と担当者の関係が険悪になり、理事長は担当者変更を依頼。この税理士法人が担当者変更を拒否したので、顧問税理士を変更したとのことでした。

すると理事長曰く、「元担当者が嫌がらせで税務署へタレコミをして、その担当者しか知り得ない点を指摘する税務調査が入った」とのこと…。

この税務調査に新税理士は立会いを拒否、元税理士法人も立会いを拒否し、本当に困った挙句、元税理士法人に相当なクレームを言って立会いはさせたものの、「相当な追徴課税(理事長談)」になったそうです。

理事長曰く「前事務所への手切れ金」だと思って、修正に応じて納税されたそうです。

ダメな税理士もいる

そして、この新しい税理士事務所は、当然のごとく月次試算表は出さず、決算を超えて申告期限が近づいてきても「大丈夫ですから、少しお待ちください」の繰り返し。

申告期限の前日に、いきなり納付書だけが届いて「取り急ぎこれだけ納税してください」と書かれていたそうです。その額は払えない額ではなかったものの、「今まで見たこともない税額」だったとのこと…。

そして申告期限日にようやく決算書ファイルを持ってきて、「これで申告しておきましたから」と言ったそうです(苦笑)。

そして決算資料を見ると…とんでもない処理をされており、まったく必要がないと思われる利益が計上されていて、無駄な納税を強いられたとのこと。

理事長から聞かされて、「そんな事もあるのですか…」と私は呆気に取られました(汗)。

この医療法人さん、現在は更正の請求を検討されていますが、まだ詳細な決算内容を見ていないので、可能かどうかは何とも言えません。

私ができることは、医業経営と医業承継に強い税理士をご紹介することなので、現在、そのセッティングをしているところです。

Next: 経営者からひっぱりだこの人気税理士も。その違いとは?

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