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仮想通貨バブルで「必ず最後にババを引く」負け組投資家の共通点に気づけ=鈴木傾城

「まわりは儲けている」という気持ちに恐怖する

貧困層が自分の貧困に心理的に追い詰められて苦しむのはどんな時か。それは、「自分だけが取り残される」という心理が生まれる時だ。まわりがみんな貧困のままであれば自分が貧困でも気にならない。

しかし、まわりがどんどん豊かになっているのに、自分だけが貧困のまま取り残されると分かった時、貧困層は追い詰められ、苦しみ始めることになる。「取り残される」というのは恐怖なのだ。

金持ちが大金を持っても空虚な気持ちになって幸せになれない理由は何か。それは、上に行けば行くほど、自分よりも金持ちが大勢いることに気付くからだ。

さらに金融市場でバブルが発生したりすると、追い抜かれるかもしれないという恐怖にもとらわれるようになる。

その恐怖は、まわりがどんどん豊かになって「自分だけが取り残される」という心理から来ている。みんなが儲けているのに自分だけが指をくわえて何もしないことに焦る。

やはり「取り残される」というのは恐怖なのだ。

金融市場でバブルが発生して、投資家が浮き足立って異常なまでに高い価格で金融商品を買ってしまう理由もここにある。

「自分だけが取り残される」と思ったのだ。「まわりは儲けている」「自分だけが取り残される」という気持ちに追い詰められて居ても立ってもいられない。

だから、簡単に煽られ、マスコミに煽られ、時代に煽られ、熱狂に伝染していく。

そこには、まわりが豊かになるのに自分が豊かになっていないという嫉妬心も含まれている。あるいは、自分だけが儲け話に乗れずに「愚か」だと嗤われるのではないかという気持ちも含まれている。あるいは、自分が時代遅れになっているのではないかという恐怖も含まれている。

だから、「価格に見合う価値があるのか?」よりも「取り残されたくない」という気持ちが優先し、冷静さを欠いて、よく分からないものを目が飛び出るような高額な価格で買う。

Next: 「取り残されたくない」という感情は非合理を生む

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