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世界がゾワッとする「アベさんのいない世界」。市場はどう受け止めるのか=高梨彰

海外投資家がどう出るか

そして「アベさんのいない世界」で最も懸念されるのが海外投資家動向です。

安定した政権、魅力的な政策に関心が高いため、「アベさんのいない世界」には一歩引いた姿勢で臨むと思われます。

足元の動向をみても、そんな雰囲気が窺えます。海外勢は先週まで9週続けて日本株を売り越していました。空売り比率も40%と高水準が続いています。しかも日経平均株価は21,000円割れを2度試した後の戻り歩調です。買い戻しをするなら「今でしょ」な時間帯です。

それにも関わらず相場は上抜けせず。買い戻そうとした矢先に躊躇させる政治関連ニュースがポンポン出てきます。少なくとも新規買いまで転じるには至っていないようです。

安倍首相がすぐ辞めることもなさそうです。「アベさんのいない世界」に慣れてゾワッとしなくなるまで、相場の足枷として作用すると思われます。

今回のまとめ

  • 首相が代わる可能性について、意識され始めたばかりかと
  • 海外投資家は日本市場を敬遠するはず
  • 市場が慣れれば大した話じゃないんですけど

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・アベさんのいない世界(3/16)
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・クビ差アタマ差、爪噛む相場(3/14)
・扱いが小さい日本(3/13)
・森友問題とアベノミクスの因果関係(3/12)
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・ニュースよりチャート(3/7)
・切らされるばかり(3/6)
・円高エイリアン(3/5)
・決算対策の季節(3/2)
・黒田総裁のやる気度(3/1)

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高梨彰『しん・古今東西』』(2018年3月16日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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