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IMFが膨れ上がる「国の借金」に警鐘。無視を決め込む日本の財政は大丈夫か?

データで見る財政の現状

さらにデータを見てみましょう。

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(イ)を見ると、もちろん日本が借金第1位です。

また(ウ)の赤い矢印で示したところが日本の位置です。最も借金比率が高くなっていますが、「財政が安定している」とされています…。

これらを見ると、いつまでも維持可能なはずはありません。突然、底が抜けるはずです。

その時まで、投資銀行は黙って見ていることでしょう。利益を出す博打場なのですから。

IMFの警告を無視するしかない黒田日銀

繰り返します。IMF(国際通貨基金)は、膨れ上がる借金体質に156頁にのぼる報告書で警告を発しています。

肝心かなめの諸国家の中央銀行総裁は、完全無視の状態です

対策はあるのか? あれば、黒田さんはもっと明るい顔をしているはずです。策はありません。市場との対話だけで借金が減るのなら、こんな楽な商売はありません。

IMFからどのような警告を受けても、無策です。

【関連】本当はボロボロの米国経済。景気悪化の「兆候」を示す3つのデータ


※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2018年5月7日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2018年5月7日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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