富裕層に有利な税制改革により消えゆく中間層
いろいろな場所で綻びが出ています。貧富の格差は拡大する一方です。格差がここまで進行したのは、所得税の累進課税制度を大きく緩め、富裕層に有利な制度改革をしたからです。
貧困層ほど新聞や書籍を読まないために、社会知識に関してさえも実質的に文盲レベルとなり、ますます落ちこぼれています。富裕層ほど、書籍はもちろん各種セミナー等で経済知識を獲得し、有利な立ち回りをしています。
消えゆく中間層、中流階級は、下流老人グループとして顕在化しており、そのグループの子供や孫の世代が貧困層へ流入していきます。このグループ、貧困層が今後の潮流を変える可能性は残っていますが、貧富の差の拡大を止められるのかと言えば、かなり困難だと思います。
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『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2015年9月30日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
※太字はMONEY VOICE編集部による
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