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労働力不足の救い手となるのか? 外国人技能実習生がいま直面する問題とは=三宅雪子

だらしないでは済まされない、野良出産のリスク

次の話題は、激増する「駆け込み出産」についてです。

ここ数年、病院で異変が起きています。

妊娠がわかった後、産科や助産所にいかず、母子健康手帳ももらわず、本来は14回ある妊婦検診も受けずにそのまま放置。産気づいたら、病院に飛び込み、出産をする妊婦が増えているというのです。

こうした無計画な妊婦の出産を病院内では「野良出産」という隠語で呼び、その受け入れを拒否されたり、たらいまわしにされたりする事例も起き始めています。

産科はもともと、医療事故が多いことで知られており、そのことが一時期、産科の医師不足を招いていました。そのため医師をそうした医療事故の負担から守るために、そして患者さんやご家族の十分な補償のために産科医療保障制度ができました。

<産科医療保障制度について>

分娩時の医療事故では、過失の有無の判断が困難な場合が多く、裁判で争われる傾向があり、このような紛争が多いことが産科医不足の理由の一つになっています。

そこで、本制度では、分娩により重度の脳性麻痺となった児およびその家族の経済的負担を速やかに補償するとともに、脳性麻痺の原因分析を行い、再発防止策を講ずることにより、紛争の防止・早期解決および産科医療の質の向上を図ることを目的としています(公益財団法人 日本医療機能評価機構ホームページより)。

きちんと妊娠直後から準備をした妊婦でさえリスクとは無縁ではないのですから、病院側にしてみたら、まったく状態がわからない妊婦が、突然産気づいたからと飛び込まれてきても、何かあった時その責任はとれないのですから、どうしても敬遠せざるを得なくなるのです。

出産までに受診しなかった理由が、検診の費用が払えないなどの経済的な理由であることも多いのですが、低所得家庭には自治体から助成があります。そうしたことも知らないようなのです。

飛び込み出産は、危険なだけではなく、出産や入院費用を踏み倒されるケースもあるそうで、そういう意味では、病院にとっては2倍のリスクとなります。

この問題を単に、だらしない妊婦が増えたで済ませてはいけないように思います。その背景にある貧困問題などもしっかり調査し、対策を練っていくことが大事です。

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負け惜しみ

11月7日のアメリカ中間選挙。結果は…?

【ワシントン共同】米中間選挙は6日投開票が行われ、トランプ大統領と対立する野党民主党が下院で8年ぶりに多数派を奪還した。有権者は政権に厳しい審判を下した。上院は共和党が多数派を維持した。米主要メディアが伝えた。ねじれ議会で党派対立が一層激化し、政局が緊迫するのは必至で、トランプ氏が掲げる「米国第一」の公約実現は困難になりそうだ――
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驚きの主張

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煽り運転で夫婦2人を死なせ子供2人に怪我を負わせた福岡県の男性が「危険運転致死傷罪」にはあたらないとしてなんと無罪の主張をすることがわかりました――
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公平でいること

物事に公平でいることはとても難しいと思います。私がときどきルポを書かせて頂いている「週刊金曜日」は社長が交代しました。新しい社長は元新聞記者の植村隆さんです。

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・話が違う(外国人技能実習生)
・負け惜しみ
・野良出産
・驚きの主張
・公平でいること

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・TPP発効へ
・無縁墓問題
・ハロウイン狂騒曲
・話題に乗り遅れる
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・不動産事情
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・有賀さつきさんの訃報
・有働アナVS青山アナ?
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・本棚の整理
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三宅雪子の「こわいものしらず」VOL141(1/26)

・またまた質問時間配分再燃
・「困窮者」の定義
・「若者の○○離れ」
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・航空機内の性犯罪
・プレミアムフライデーどうなった?

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・信じられない用の足し方?
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・行方不明の高齢者
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三宅雪子の「こわいものしらず」』(22018年11月11日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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三宅雪子の「こわいものしらず」

[月額880円(税込) 毎月第1金曜日・第2金曜日・第4金曜日]
3年3ヶ月の与野党国会議員の経験を生かし、三宅雪子独自の語り口で、あたたかみのある中にも、言うことは言う「こわいものしらず」なコラムを展開します。加えて、「教えて!○○さん」「名言・迷言・明言」「永田町コトバ」「ヒトリゴト」「話はそれますが…」など、私的なコンテンツもローテーションでお届けする予定です。

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