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まさに腐海。中国が環境汚染に無関心でいられる「自分勝手」な理由=三橋貴明

ここまで深刻な環境汚染は「共産党独裁の人治主義国家」ならでは

中国は法律や選挙によって物事が動くのではなく、政治力で全てが決まる「人治主義」の国なのです。

というわけで、習近平が毛沢東並の独裁権力でも手に入れ、強引に企業や産業を操業停止にしない限り、中国の環境汚染は悪化の一途を辿るでしょう。

無論、中国は(大変、残念なことに)我が国の隣国です。中国の大気汚染の影響は、日本列島にまで届きます。

日本が取れる対応は――

ならば、我が国はどうするべきなのか。「日本の環境技術を提供して……」などと、眠たいことを言ってはダメです。

彼の国が人治主義国家である以上、コストがかかる環境技術など、企業や「グローバリスト」たちが真剣に導入するするはずがありません。中国の環境汚染は、同国が共産党独裁の人治主義国家という構造に起因しているのです。

上記を理解したとき、結局、日本にとって最も理想的な展開は、「共産党の崩壊」や「中国の民主化」ではなく、むしろ「毛沢東時代への回帰」であるように思えるのですが、皆さんはいかなる感想を抱いたでしょうか。

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