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新規上場Rettyは「あの企業」に似ている?主要KPIをぐるなびとも比較=シバタナオキ

Rettyの2つのビジネス

冒頭でも少し書きましたが、Rettyには2つのビジネスがありますので、ここで詳しく見ていきましょう。

1つ目は「FRM」と呼ばれるセグメントです。FRMは、Fun Rerationship Managementの略です。SaaS型(月額課金)で顧客管理システムや集客ツールを提供し、顧客基盤を構築したり送客したりするサービスです。

FRMのFは、Funではなく、Fans?と思ったりしましたが、目論見書のP3にも「※1 FRMはFun Relationship Managementの略称です」と記載されているので、Funのままにしておきます。Happyにしたい会社だからFunなのでしょうか。

2つ目は「広告コンテンツ」です。Rettyに集まるユーザーに対して広告を配信しその対価を得る事業が中心です。併せてRetty上の口コミや写真などのデータを飲食業界以外の企業に提供し、飲食業のトレンド分析や、旅行プラン策定のためのデータとして活用してもらう「Food Data Platform」という新しいビジネスもこのセグメントに含まれます。

繰り返しになりますが、Rettyのビジネスは1つのプラットフォームを使い、SaaS型と広告型の2つのビジネスが混在しているモデルです。

Rettyは「弁護士ドットコム」などに非常に近い、ハイブリッド型のメディアであると言えると思います。

「FRM」と「広告」の両方のビジネスにとって大切なのは、Rettyのサービスの利用者が増えることです。利用者が増えれば増えるほどRettyのプラットフォームの価値が高まるため、レストランから売上を得やすくなります。

従って、サービス運営上で一番重要なポイントは、「いかに利用者に愛されるコンテンツを作れるのか」という点に尽きます。

そういった目線で、今回の目論見書で開示されている2つの大事なKPIを見ていきたいと思います。

Rettyの月間利用者数と有料店舗数

以下の2つのKPIは、メディアビジネスを運営する上では鉄板と言える教科書的なKPIであり、メディアビジネスを担当されている方にとってはぜひベンチマークとして押さえておくべき数字です。

<KPIその1:月間利用者数>

最初のKPIは、「月間利用者数」です。2020年8月の時点で月間利用者数が4,393万人となっています。ピーク時は4,814万人でしたが、コロナで一旦落ち込んだ後に再度回復してきているので、利用者数に関しては安心して良いのではないでしょうか。

月間利用者数が伸びていることがRettyのビジネスにとっての屋台骨なので、メディアビジネスとしてはこのKPIは必ず押さえておくべきものだと言えるでしょう。

ちなみに2020年の月間利用者数のトレンドは、このグラフのようになっています。3月・4月と大きく落ち込みましたが、そこからは回復してきていることが読み取れると思います。

このペースでいけば、コロナの影響が完全に無くなれば、元通りの成長基調に戻るのではないでしょうか。

Next: 「ぐるなび」と比較すると?今後の成長を読み解く重要な指標とは

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