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日産がバイデン政権で復活か。新型EVアリア投入でテスラの有力対抗馬に=栫井駿介

ブランド価値の下落で「車が売れない」

日産というと世界に先駆けて電気自動車リーフを販売して、今もどんどんバージョンアップをして販売を続けています。

そんな中でこの電気自動車を作る銘柄として、日産に注目が集まっています。

ところが日産の株価というと実はまったく冴えない動きをしています。

日産自動車<7201> 週足(SBI証券提供)

日産自動車<7201> 週足(SBI証券提供)

2018年の末にカルロス・ゴーン社長が逮捕されてから、株価はずるずる下がり続けてしまいました。

そして2020年3月期には最終赤字6,700億円を記録して、これはゴーン氏の体制の元で無理な数値目標を追い続けた、その反動が出ていると言われています。

これだけの赤字計上した結果株価に関しては、この2016年およそ4年前の3分の1というところにまで沈んでいます。

そんな日産が抱えている課題と言えば、まずはゴーン氏が掲げた過大な目標の反動というところにあります。

この過大な目標を達成する為に日産は販売奨励金というものを出しました。

これは日産がディーラーに対して車が売れたら、これだけ報奨金を出しますよというようなことを言って、それで何が起こるかっというとディーラーで安値販売が起きるわけです。

そう安値で車を販売するというのは、目先は良いかもしれませんが、長期的に見ればブランド価値の低下にもつながってしまうので、それによって日産の車が安く見られる、もっと言うならばとにかく販売台数を稼ごうということをしたので、その為にレンタカー会社なんかにどんどん車を卸しました。

それはフリート販売と言われるのですが、レンタカー屋さんに車を出すとすぐに中古市場に流れてしまって、これもまたブランド価値の低下ということに繋がります。

それによって今とことん日産の車が売れないという形になってしまっています。

そして売れない良い車をなんとか処分しようという形でやった結果、6,700億円という最終赤字を記録してしまったということになります。

そして社内体制としても問題があります。ゴーン体制の元、下の人達は言うべきことも言えないというような状況で、ガバナンスが通っていなかったということもあります。このゴーン体制下では工場での不備をなかなか直さずに、検査体制なんかが不十分と言われていていた中で、これを結局、国に是正されるまで手がつけられなかったというような状況もあったりします。

その辺はやはり今後の問題点として残っています。

苦境の日産、新型EVアリアで復活できるか?

そして何より大きいのが、売れる車がないということです。リーフもそんなに売れているという話は聞きませんし、今やランキングを見てもなかなか日産の車が出ているということはありません。

それだけ車もなかなか売れない状況で、これがない限りは日産の復活はなかなか難しいだろうと見えました。ところがここで大きな動きが出ています。

それがアリアの登場です。

今アメリカでとにかく売れているのは電気自動車のテスラで、テスラの良いところというと電気自動車である他に、自動運転である事、そして何よりこの格好良くてイケてる感じというところです。

このアリアはそのテスラに対抗する物であると言われています。

形としてもアメリカでものすごく流行っているこのSUVタイプですし、内装もものすごく豪華な感じにして、まさにテスラに対抗しようとしている訳です。

Next: 日産がテスラの対抗馬?技術・ブランド・生産能力・販売綱ほかで比較

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