29日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)で今後の引き締め的な政策姿勢が示されれば、ドル買い先行。ただ、164円台に浮上すれば為替介入が警戒され、短期的に下押し圧力が強まるだろう。
前日の取引で米国とイランの和平に向けた協議の進展に期待感が広がり、原油相場の値下がりを背景にドル売り先行。また、FOMCでは引き締め的な政策スタンスが予想されるものの、米長期金利の低下がドル売りを支援した。ユーロ・ドルは1.1360ドル台から1.14ドル台へ短期的に持ち直し、ドル・円は163円80銭台から163円60銭台に失速。本日アジア市場でドルは売り買い交錯のなか、ドル・円は弱含む展開となった。
この後の海外市場は米金融政策が焦点。中東情勢の混迷は一服しており、原油相場がさらに値下がりすればドルへの下押し圧力となる。ただ、FOMCで政策金利の据え置きが織り込まれるなか、9月あるいは12月の利上げに関し連邦準備制度理事会(FRB)の政策姿勢が示唆されればドルは売りづらい。ドル買い主導の相場展開なら、164円を試す展開も考えられる。ただ、ドル・円は約40年ぶりの高値水準に切り上げており、日本の為替介入への警戒感は引き続き強い。
【今日の欧米市場の予定】
・27:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利発表 予想3.75% 前回3.75%
・米・FOMC終了後、ウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見
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