LINE(ライン)が29日に発表した2019年12月期の連結決算(国際会計基準)は、純損益が前の期の37億円の赤字を大きく上回る468億円の赤字となったことを日本経済新聞、朝日新聞、時事通信、共同通信など新聞各紙が伝えた。2016年の上場以来、過去最大額の赤字額となる。
LINE、前期468億円の最終赤字 先行投資が重荷 https://t.co/6bsZ9oZnyg
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) January 29, 2020
LINEが29日発表した2019年12月期連結決算は、純損益が468億円の赤字(前期は37億円の赤字)となりました。2000年の設立以来、赤字額は過去最大。スマートフォン決済サービス「LINEペイ」の関連費用などが膨らみ、収益を圧迫しました。https://t.co/3td5Lqhcjq
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 29, 2020
日本経済新聞によると、広告サービスなどを含むコア事業の売上収益は10%増の1967億円、営業利益は19%増の315億円、戦略事業の売上収益は7%増の307億円だが、営業損益の665億円の赤字が大きく影響しているようだ。
共同通信は、戦略事業に位置付けるスマートフォン決済サービス「LINE Pay」の利用拡大に向けた販促費用や人工知能(AI)の開発などに向けた先行投資が重荷になったと報じている。
しかし「LINE Pay」は黒字化するまで時間がかかる事業であることが織り込み済みだったからか、現在までのところ株価への影響はそれほど見られないようだ。
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