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2021年のアジア海外移住事情~タイ・フィリピン、リタイア生活の理想と現実とは=栗原将

土日・休日の過ごし方

<タイ(バンコク):タイマッサージ2時間で2,000円以下!>

日本よりもはるかに進んでいる大規模ショッピングモール(エムカルティエ、アイコン サイアムなど)で、ショッピング・食事・映画まで冷房が効いた室内で快適に楽しめます。また、タイ国内で楽しい旅行先が多数あります。ゴルフ好きなら毎週ゴルフですし、テニスやサッカーなどのクラブもたくさんあります。

旅行先は、日本人に有名なパタヤだけでなく、王室リゾートとして知られているホアヒン、ワイナリーもある高原リゾートのカオヤイなど、魅力的な観光地がたくさんあって、飽きることはありません。

一方で、特に遠出しなくても、ゆっくり過ごして、午後はタイマッサージを2時間みっちり受けても2,000円もしませんから、病みつきになる人が続出です。

<フィリピン(セブ):海好きならおすすめ!>

セブ移住する人の中で、ダイビング好きは多いですね。近くに綺麗な海がないバンコクとの大きな違いは、ここですね。ダイビング以外にもマリン・アクティビティが色々あるので、海好きな人には良いところです。

ショッピングはマニラほどは洗練されていませんが、アヤラなどのモールはあるので、必要なものは大体そろいます。

セブから近隣のボホール島などにボートが出ていますので、色々な島めぐりも楽しいです。

タイ・フィリピンの医療レベルは?

<タイ(バンコク):まったく心配なし!優れた病院がたくさんある>

まったく心配ないです。タイの医療レベルは高く、世界中からメディカルツーリズム目的に訪れる人がいるくらいです。

日本人居住区には、日本人向けサービスが充実しているサミティベート病院が有名ですし、他にもバンコク病院やバムルングラード病院など、優れた病院がたくさんあります。

一方で、歯科治療など、言葉の問題もあって、日本に帰国したときに集中して治療を受ける、という人も多いです。要は、急病の際には心配ないが、急がない治療、特に手術が発生する場合には、日本で保険治療を受けるのが良いです。

3か月に1度、日本に帰国するなら、クレジットカードの海外旅行傷害保険でほとんど全額カバーされます(これはフィリピンも同じです)。

<フィリピン(セブ):基礎疾患がある方は慎重に>

日本人デスクがある病院に近ければよいですが(セブ ドクターズ病院)、ローカル庶民レベルの病院となると、正直怖いです。

タイのように他国から医療目的でフィリピンに来る人はいません。医療レベルは低いのに、医療費は超高額だからです。ですから、基礎疾患がある方がフィリピン移住というのは、慎重に下調べする必要があります。ちょっとした病気で数百万円の請求とか、十分にあり得ますので。

僕個人の経験では、マニラのマカティ メディカルに常駐しているジャパン・ヘルプ・デスクさんには、さんざんお世話になりました。ここは、完全に日本クオリティの対応で、スタッフさんのご尽力に頭が下がる思いでした。

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