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イオン「出勤45分前からの禁煙義務化」の正当性は?「45分の給料払え」「悪臭我慢手当よこせ」嫌煙vs愛煙で意見真っ二つ

イオンが従業員に対して、勤務中だけでなく出勤前のたばこも禁止するという異例の「禁煙令」の実施を決めたと報じられたことに対し、多くの意見が飛び交う事態となっている。

各社の報道によると、今回の禁止令は来月末までに実施されるとされ、対象となるのはイオン・グループの全従業員の9割にあたる45万人となるという。

禁煙は勤務中だけでなく出勤前や休憩から職場に戻る前の45分間も対象に。これは、たばこを吸い終わった後でも喫煙者の息や髪の毛、衣服などからたばこの成分が出続ける、いわゆる「三次喫煙」を考慮したものだという。元々従業員は敷地内での喫煙も禁じられているため、1時間の休憩時間内にたばこを吸うことは難しくなるという。

嫌煙サイドからの圧倒的な歓迎の声が

就業中の禁煙の動きに関しては、昨年9月にダイドードリンコがテレワーク中の喫煙も禁止にしたことが話題になるなど様々な企業に広まっており、さらには喫煙者を採用しないことを明言する会社も現れた。そんな最中に発表された今回の決定に関して、ネット上のとりわけ嫌煙者からは歓迎する声が多くあがっている。

いっぽうで、一部からは「出勤前の行動制限は人権侵害では?」「それなら出勤前45分間の給料も払え」といった声も。しかし、それらの声に対しての「他人に臭いを嗅がせたり他人の健康に害を及ぼす権利はない」「パイロットとかは前日に飲酒禁止だ」「なら非喫煙者には悪臭我慢手当てを」といった意見が、多くのいいねやリツイートを集める結果に。喫煙者サイドから出てくる散発的な主張に対し、嫌煙者サイドの意見が圧倒的な支持をバックにそれらをことごとく打ち消している、さながらそんな印象である。

受動喫煙防止に関する法令改正が実施されて久しく、さらに多くの企業がより踏み込んだ「禁煙令」を実施するに至るなど、世は禁煙・嫌煙の流れへとまっしぐら。ネット上の声を見ても、嫌煙者の声が大いに幅を利かせている状況だ。その反面で、肩身が狭くなるばかりなのが喫煙者で、嫌煙者からも「かわいそう」「一寸の虫にも五分の魂」といった憐れみのツイートもあがっている。

「喫煙者vs嫌煙者」の対立に辟易する声も

いっぽうで、この手の禁煙の話題がニュースになるごとに巻き起こる「喫煙者vs嫌煙者」による激しい論争だが、ネット上ではこれを「醜い言い争い」だとして、辟易している向きも少なくないようである。

特に世論の後押しを受ける形で、その存在感が大きくなっている嫌煙者たちの過度な喫煙者叩きぶりに対しては、「異常な正義をかざした嫌煙ファシスト」「こうした連中が奪う自由の方が多い」といった否定的な声が、喫煙者側のみならず非喫煙者からも噴出している。さらには、嫌煙者の過度な言動や攻撃的な振る舞いと、昨今問題となっている自粛警察やマスク警察との共通性を指摘する意見もあり、「そりゃあ戦争なんて無くならないわ」との声もあがる。

そんな、常にイライラしっぱなしの印象のある嫌煙者に対して、喫煙者からは「一服して落ち着いたらどうだ」といった声も。いうなれば、喫煙者と嫌煙者が決して相いれることがないことを象徴するワンシーンだろう。

もちろん嫌煙者サイドとしても、喫煙者との共存などまったく眼中にはなさそうなのは明白。世の禁煙ブームを背景に「勝ち組」の立場を保つ嫌煙者と、もはや散発的抵抗しかできなくなったルサンチマンな喫煙者との争いは、周囲からのしらけムードの視線を他所に、最終的には世界から喫煙者が掃討・絶滅されるまで続きそうである。

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