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路上で騒ぐ「道路族」から実害を受けたらどうする?徹底的に戦うための4ステップ=午堂登紀雄

世の中には話がまったく通じない、「人間の形をした異生物」が存在する

前述の例のように、話が噛み合わない別世界の人間、同じ日本人であっても日本語が通じない人間、他人に迷惑をかけていることに無頓着で良心のかけらもない人間は確実に存在します。

そういえば、私もときどきツイッターで絡まれるのですが、難癖(論理的ではない感情的な反発)をつけてくる人はほぼ100%、何を言っても通じないですね。しかも言葉遣いが下品。面識もないのにいきなり敬語すら使わないでディスってくる、品性下劣な人っているんだなあと驚いています。

そして、何の罪もないのに、そういう理不尽な人間によって、理不尽な不利益を被っている人がいます。先ほど紹介したメッセージ以外にもやりとりをしたのですが、被害を受けている方たちは特に心が狭いなどという感じではなく、むしろ常識的な寛容さは十分に持っておられる印象です。

そこで、この記事で扱う「道路族」は、ただ路上でうるさく遊ぶ親子ということよりも、言っても通じないこの「人間とは思えない相手」を対象として考えてみます。

そして今回、もし私がそういう極悪な道路族の存在によって、たとえば自分の子どもが寝られない、病気の親が休めない、受験生の子どもが集中できない、自分も安眠を妨害される、という実害を被っているという場面を想定し、私ならどうするかを考えてみました。

我慢強い人も「我慢できない」レベルの迷惑行為が起きている

そもそも前回の記事の通り、私自身は自分に被害がなければ、他人の行いには寛容な方だと思っています。たとえば、わかりやすい例で言うと、政治家のゴシップや芸能人の不倫などにはまったく興味がありません。ゴシップと政治能力とは関係ないし、芸能人は芸で楽しませてくれればいいだけで、自分の幸・不幸には何ら寄与しないからです。

メンタルも強い(というか鈍い?)方で、あまりストレスを感じないのは前回も書いた通り。自宅の目の前の公園では頻繁に子どもの歓声(それも10〜20人ではなく、もっとたくさん)が聞こえますが、まったく気になりません。

一方、自分の側に非がないにも関わらず何らかの実害を被るとしたら、徹底的に対抗します。前回も「自分の子がイジめられているとかなら話は別ですが」と書いた通り、自分や自分の家族が被害を受けるとなると話は別です。

私は泣き寝入りをしない信条で、自分の気が済むまでどれほどお金や時間や労力がかかろうと、戦う主義です。「理不尽な仕打ちに自分が耐え忍ぶ」のはガマンできませんし、「思い出すとむしゃくしゃする」というのも精神の無駄遣いのように感じるからです。だから私はこれまでも何度か裁判を起こしてきましたし、内容証明郵便を出すなどは日常茶飯事です。

執念深く面倒な私の例を少しだけ紹介させてください。私の裁判例を出すとあまり具合がよくないので、別の例で執念深さをご紹介しますと…。たとえば以前、都内を車で運転中に横をこすられたことがあります。複数車線のカーブで、相手が車線をはみ出してきて接触されたのです。しかし相手は過失を認めず、5対5を要求。もちろん相手方の保険会社もグルです。保険金を払いたくないですからね。

当時はドライブレコーダーなんてなかったですから、事故の状況を図面にして出したものの、やはり相手は譲らない。頭にきて新宿にある交通事故紛争処理センターに持ち込み、相手方の保険会社の担当者を呼び出してもらいました。それでも平行線なので、当事者を連れてきて直接話すべきだと要求したら、さすがに相手も面倒だったのか、あるいは交渉の場に出て顔を合わせるのが怖かったのか、折れて8対2で勝ち取りました。

という感じで、私は執念深く面倒くさい人間なのです(笑)。そんな私が考える、解決までの4ステップを説明します。

Next: 我慢する必要なし。解決までの「4つのステップ」

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