fbpx

路上で騒ぐ「道路族」から実害を受けたらどうする?徹底的に戦うための4ステップ=午堂登紀雄

前回コラムで路上で遊ぶ親子をネットに晒す「道路族マップ」について書いたところ、多くの反響がありました。前回は日本社会がストレスに弱くなっているという指摘をしましたが、我慢強い人でも我慢できないレベルの迷惑行為が起きているとの情報がたくさん寄せられました。そこで今回は続編として、私が考える「解決に向けた4ステップ」をお伝えしたいと思います。(『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』午堂登紀雄)

【関連】「もう風俗で働くしかないのか」元AV女優の貧困シングルマザーに私が伝えたこと=午堂登紀雄

※有料メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』好評配信中!興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:午堂登紀雄(ごどう ときお)
米国公認会計士(CPA)。1971年生まれ、岡山県出身。中央大学経済学部 国際経済学科卒。株式会社エディビジョン代表取締役。一般社団法人 事業創造支援機構代表理事。

「道路族」の被害者たちは切実に悩まされている

路上で遊ぶ親子をネット地図上に晒す「道路族マップ」について書いた前回のコラムには多くの反響があり、私もツイッターでたくさんの意見をいただきました。ただし前回は「道路族マップに対してどう感じるか」という話で、私個人の感じ方に過ぎませんでした。

【関連】「路上で遊ぶ親子」を許せない日本人が増えている。道路族マップに賛否、もし自分が晒されたらどうする?=午堂登紀雄

道路族と言ってもいろんな状況があり、いろんな人がいます。もちろん、感じ方も人それぞれ。なので冒頭と最後の2か所に「あくまで私個人の感じ方・考え方であり、それが万人に当てはまるとか、正しいということではないという点を大前提に」と書いたのです。

しかし、それは単なる私の感想文に過ぎず、想像力を欠いた記事だったと思います。

それにわが家は普通の木造戸建てとは違い、賃貸マンションを兼ねていることもあり、耐火防音構造でサッシも二重ガラスのため、あまりダイレクトに音が入ってこないからかもしれない。住環境は皆それぞれ違うし、自分の環境・感覚だけで語るのは公平性を欠くとも思います。

また、現実問題として悪質な道路族に悩まされている人がこんなに多いこと、そして、どんなに静かにしてくれとお願いしても警察に通報しても知らぬ存ぜぬの無神経な人間がこんなに多いことを、多くの人からのメッセージで私の認識が広がりました。

そういう反省のもと、このテーマに関して再度記事を書くことにしました。

私自身、のちほど詳細を書きますが、非常識で腹立たしい人間に遭ったことはありますから、常人には理解できない行動を取る方がいるのはわかります。世の中の犯罪のニュースを見れば、どういう生き方をすればそういう残念な生態ができあがるのか、理解に苦しむこともある。

しかし、通常は警察を含む行政等に相談するでしょうし、それで解決できないのはレアケースだろうという軽い認識でした。

しかし、私の想像をはるかに超える被害に悩まされている人がいて、もし私が当事者だったら、「別に気にならないよ~」では済ませられないな、という事例もいただきました。

たとえば、次のようなコメントをいただきました。

「うちの隣家は15人で6時間も道路で騒ぎました。それで『赤ちゃんが眠れないので、もう少し静かにしてほしい』と言ってからは無視され、その後も毎日騒ぎ、10年間騒ぎ続けました。私は公園で子どもの声を聞きながら昼寝できます。テニスコートの近くにも住んでいました。そんな私でもうるさいと感じるくらい、道路族はひどいのです」

もう1つ、解決に向けて相当に動かれたにも関わらず、なんとも言い難い理不尽な目に遭っているというメッセージをいただきました。

「議員さんにも相談をして、議員からの紹介で役所が動いてくれましたが、結論としては現在の法律ではこの道路族に対する罰則の法律がないそうです。なので継続的なパトロールしか協力出来ないと言われました。警察からも、時代の変化に法律が古すぎて対応できないとのことです。
警察にはすでに2桁にのぼる通報をしていますが、遊んでいる親子は警察官の注意もどこ吹く風で、警察がいなくなればまた遊ぶなど、まるで改善しようという意志がありません。私はストレスで円形脱毛症ができましたし、子供には安全と環境を考慮し、塾の自習室で宿題をさせています」

どう対処すればいいのか。頭を抱えるしかない事例にも思えますが、私なりの「戦い方」を述べたいと思います。

Next: 世の中には話がまったく通じない、「人間の形をした異生物」が存在する

1 2 3 4 5 6
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー