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菅首相「3人のブレーン」が日本を壊す。竹中平蔵・三浦瑠麗・アトキンソンの売国計画=鈴木傾城

デービッド・アトキンソンが述べる危険な提言とは?

「成長戦略会議」には、さらに危険な人物もいる。デービッド・アトキンソンという日本に住むイギリス人である。かつてはゴールドマン・サックスに所属していた金融家でもある。

デービッド・アトキンソンは、「中小企業は生産性が低いので、今の半分以下にすればいい」と言って執拗に日本経済の土台となっている中小企業を破壊しようとしている人物である。これに竹中平蔵も賛同している。

個人事業主を含むと、日本の中小企業は企業数で全体の99.7%になる。

ここを半分以下にすると日本人の失業率は悲惨なことになっていくのだが、そうした失業者はパソナみたいな搾取企業が安く雇って使い捨てできるので良い社会なのだと成長戦略会議のメンバーは考えているのかもしれない。

さらにデービッド・アトキンソンは、インバウンドを積極的に行うように政府に提言しているのだが、デービッド・アトキンソンの提言は「観光」を重視するのではなく、「長期滞在」を重視したインバウンドの提言である。

要するに外国人をどんどん日本に定着させるための仕組みを政府に言っているということになる。また、デービッド・アトキンソンはインバウンドを「短期移民」とも呼んだ。

私たち日本人はインバウンドを「観光」として見ているのだが、実は実態はそうではなかったということでもある。「インバウンド=短期移民」という戦略であることをデービッド・アトキンソンは示唆している。

インバウンドを増やすというのは、つまり移民を増やすということと同等なのだ。日本政府はこうした提言を受けて「訪日外国人6,000万人」を目標に掲げているのだが、これは「短期移民を6,000万人目指す」と言っているも同然だ。インバウンドが観光だと思い込んでいると、決して見えない実態である。

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ブレーンの総意は「日本の国力を削いで売り飛ばす」か

竹中平蔵は日本企業の仕組みをぶち壊して外資を呼び込んで乗っ取らせる政策を提言し、三浦瑠麗は中国人にどんどん日本の不動産を買わせることを提言し、デービッド・アトキンソンは中小企業をぶっ壊して外国人を長期滞在させることを提言している。

どの人物もまとめて「日本の国力を削いで売り飛ばす」ことを主張しているのが興味深いではないか。

菅首相のブレーンともなっている「成長戦略会議」の主要メンバーが実に危険なメンバーで構成されている。菅首相は意図してそうした人物を取り込んでいるのだが、それを考えると菅首相には何の期待もできないことが分かるはずだ。

菅首相は左翼やリベラル陣営から集中砲火を受けているのだが、それは決して菅首相が「保守だから」「右派だから」「国益を追求する人物だから」ではない。

菅首相が攻撃されているのは、単に菅政権を打倒したら土台となっている自民党が弱体化して、半日の左翼やリベラルたちの都合の良い政権を取れるからである。

Next: 菅政権は「成長戦略会議」の主要メンバーの愚策で国民を裏切る

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