休み明けは油断できない
仮想通貨の場合、土日も動くことになりますから、月曜朝イチまでに何か市場が急変した場合には、大幅なギャップダウンから為替が始まるといったリスクは当然、考える必要があります。
いまのところ市場全体が暴落に向かって短期的に突き進んでいるようには見えませんが、決して
いい気分ではないのもまた事実で、とくにビットコインの状況については常にチェックする姿勢を心がけたいところです。
個人的な経験でいいますと、何か嫌な雰囲気がしたときというのは、必ず余計なことが相場で起きるものです。
極めて動物的な勘のような話で恐縮ですが、異変を感じた時にはポジションを減らすとか、いったん利確するとか、それなりの対処をして様子を見ることをお勧めしたいと思います。
5月20日はFOMC議事録の公表から猛烈な相場の巻き返しがあったのでちょっとわかりにくい状況ですが、とにかく注意を怠らないようにしてトレードすることが重要な時間帯です。
無鉄砲なミレニアム世代に要注意
負けを知らないトレーダーは相場の大幅下落局面で必ず大金をはたいて買い向かい、それまでに確保した利益のすべてを吐き出して市場から退場を余儀なくされるものです。
まさにこれこそがさらに巨大な暴落を引き起こす起爆剤となりかねないだけに、仮想通貨に関わらない投資家も、相当そうした動きに気を使わなくてはなりません。
まさに足もとの状況こそがその状況と言えるのです。
仮想通貨のメルトダウンに見る相も変わらぬ暴落相場の構造
仮想通貨が暴落して焼け野原になった背景について振り返ります。
きっかけは中国の金融業界団体が18日、金融機関による暗号資産関連サービスの提供を禁止するなど規制を強化するといった報道が出たこととされています。
しかし、そもそも14日からスペキュレーターなのか面白半分のかく乱者なのかは知りませんが、イーロン・マスク氏が余分なことを次々と発言したことで大きく下げたところに、追い打ちとなったわけです。
なので、ビットコインなどの現物買いをしていた人達の辛抱溜まらぬ売りというよりは、レバレッジをかけて取引している仮想通貨FXのトレーダーの強制ロスカットが一斉に施行されたことで、ビットコインが瞬間的に100万円規模で下落したことが、周辺のアルトコインも一斉に焼き尽くす相場になってしまったのは間違いなさそうな状況です。