3つのステータスカードを比較
こうしたステータスカードを出しているカード会社は、日本では他に「アメリカン・エキスプレス(アメックス)」と「ダイナースクラブ」があります。
これにラグジュアリーカードを入れて、プレミアム御三家ですね。いちばん歴史があるのが、アメックスです。次がダイナースクラブカード、そして、3番目がラグジュアリーカードとなります。
それぞれが飛び抜けたステータスカードを1枚ずつ発行しています(いずれも招待制になっています)。
アメックスは「センチュリオン」という幻のカードです。アメックス本社は出しているとはっきり言いませんが、実物は出回っています。年会費は38万5,000円(税込)で入会金は55万円(税込み)の合計93万5,000円(税込)です。
ダイナースクラブカードは、「ロイヤルプレミアムカード」という名前で2021年から発行を始めています。年会費55万円(税込)で入会金も55万円(税込)の合計110万円(税込)です。
そこに今回、ラグジュアリーカードが合計176万円(税込)の「ブラック・ ダイヤモンドカードを出して割り込んできたのです。
新しいサービスで勝負をかける
ラグジュアリーカードは後発なので、とにかく新しいサービスに積極的です。
まず金属製(チタン)のカードを出して驚かせました。それからレストランの送迎にリムジンが使えるようにして喜ばれています。
こうしたユニークなサービスをいろいろ手がけてきました。その結果コロナ禍でも業績が伸び続けており、アクティブな個人事業主の絶大な支持を受けるまでになっています。
そして、今度はダイヤモンド入りのカードを出したわけです。
マットブラック(光沢を抑えた黒色)の券面に、天然ダイヤモンドを埋め込んだゴージャスなステータスカードでまた驚かせました。