ソフトバンクの背中を追って
そして最大の理由として考えられるのは、ソフトバンクの孫正義社長への憧れだと思います。
楽天はこれまでもソフトバンクの真似をしてきました。
携帯事業への参入もいつか達成したいと思っていたのではないかと想像ができます。
そこに経済的合理性があったかというと、それは二の次だったかもしれません。合理的に考えると、楽天モバイルが楽天を地獄に引きずり込むという見方もできるわけです。
もちろん、これから楽天ががんばって利益を上げていく可能性もあります。
しかし、投資家として今の板挟みの状態の楽天に投資をするのは、リスクとリターンの関係でリーズナブルではないと考えるところです。
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『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2022年2月20日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。