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楽天モバイルのせいで大赤字の楽天グループ、黒字化はいつになる?楽天ポイントを改悪してまで三木谷社長が続ける2つの理由=栫井駿介

客離れが一気に進む?

一時的に楽天モバイルが黒字化したとしても、今まで築き上げてきた楽天経済圏の価値が低下し、将来にわたって繁栄し続けるのが難しくなる可能性があります。

さらに、楽天シンフォニーで通信の仮想化技術を使って低コストで通信網を提供する実験を行っていて、その仕組みを海外の通信キャリアに販売しようと目論んでいるのですが、楽天自体が通信であまりうまくいっていないとなると、その商品を買う会社がなかなか現れなくなります。

将来の芽を摘むことになりかねないので、黒字化を急ぐことは懸命ではないと思います。

一方で財務が厳しいことも確かなので、かなり難しい局面に立たされているという状況です。

ローミングの終了は一部で行われていて、建物内でつながりにくくなったという評判もすでに出てきています。

2022年4月からローミングが順次終了していくということで、これが楽天モバイルの評判の分水嶺となるかもしれません。

楽天ポイントに関しても改悪が進んでいます。

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総じて、『財務改善』と『顧客満足』という両立が難しい局面に立たされているということです。

Next: モバイル進出は吉か凶か。9月のプラチナバンド再割り当てが分水嶺に

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