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ウクライナ侵攻で相場急変、いま投資家が「やってはいけない」3つのこととは?短・中・長期の投資戦略も=栫井駿介

長期投資家が探し求める「良い企業」とは何か?

私(つばめ投資顧問)の戦略は非常にシンプルで、『良い企業を安く買う』というものです。

そういう企業を見つけておいてこういった混乱期に買い、あとはその企業の成長を見守り続けます。

この投資の良いところは“安心できる”ところです。

良い企業を買っておけば、原油価格なんかを気にする必要もありません。

逆張りするには不安要素のある銘柄を買う必要があるのでそれも落ち着かないものがあります。

すごく大きな利益を得られるわけではありませんが、少なくとも企業の成長に伴ったリターンを得られる可能性が高いということになります。

事業の長期見通しに関係の薄い混乱は買いの時だと考えます。

それと、PERが割安ということにこだわりすぎると弱い企業を選んでしまいかねないので、そこに固執することなくPER15倍~20倍といったところで長期で成長する企業を買うようにしています。

目先でリターンを期待できるものではありませんが、5年・10年経った時には企業の成長に伴ったリターンが得られるということは確定的だと考えています。

そして、条件に沿った銘柄であれば、米国株・日本株に関わらず選定しています。

成長している銘柄は確かに米国株に多いですが、日本株がダメというわけではなく、ワールドワイドにシェアを取っていなくても日本国内で成長している企業もありますし、これから世界に出ていこうとしている日本企業もあります。

とにかくそういった素晴らしい企業を、今のような混乱期に買っておくべきだと思っています。

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image by:Dutchmen Photography / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2022年02月26日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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