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ウクライナ侵攻で相場急変、いま投資家が「やってはいけない」3つのこととは?短・中・長期の投資戦略も=栫井駿介

今、投資家(特に初心者)がやってはいけない3つのこと

こういった状況で、投資家としてはどのように動くべきでしょうか。

今回の件で参考になるのは、1991年の湾岸戦争です。

この時はイラクがクウェートに侵攻したことで原油価格が大きく高騰し、元々40ドル程度だったものが一度は80ドルまで上昇しました。

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しかし、欧米諸国によるイラクへの空爆が行われ、そこからは比較的短期間で終結したこともあり、原油価格の高騰は一瞬で終わりました

その時の株価を見てみますと、1990年8月のイラクのクウェート侵攻のタイミングでS&P500は大きく下がりましたが、下がる期間は1~2か月で、その後はむしろ上昇を続けて、1991年5月には当時の最高値をさら新するまでになりました。

こう考えると、一般論としては戦争は株価としては買いだというパターンが多いわけです。

しかし、今回の件は長引く可能性もあり、毎回同じことが起こるわけではないということは頭に置いておかなければなりません。

この状況で、投資初心者がやってしまいがちですがやってはいけないことを挙げたいと思います。

<やってはいけないことその1:空売り>

ひとつは空売りです。

今は悲観が高まっているので、株価指数などに空売りすればいいのではないかと考える人もいるかもしれませんが、それは投資家がやってはいけないことです。

戦争が始まった時は確かに株価が下がりますが、ネガティブな情報は出た瞬間にほぼ全て株価に織り込まれ、むしろ行き過ぎるほどとなります。

コロナショックの時が代表的ですが、その後のリバウンドはかなり大きくなります。

空売りの損失は青天井なのでそもそも初心者がやるべきではありませんが、こういった局面でやるのはさらにいただけないものです。

<やってはいけないことその2:レバレッジをかけて投資する>

じゃあ逆に原油関連などにレバレッジ(信用取引)をかけて、上がる方に乗ればよいのではないかと思ってしまいますが、それもやってはいけません

いま原油価格が高騰していて、戦争が泥沼化してしばらく高騰が続くという見方は確かにありますが、これも空売りと似たようなもので、情報はすぐ織り込まれます。

いま原油価格が上がることは誰しも分かっていますから。みんなそこに群がります。

そしてどこかで、しかも情報が確定するよりも早い段階で一気に上昇から下落へ転じる可能性があります。

その反転のタイミングが分からない以上、そこにレバレッジをかけてまで投資するのはリスクが大きすぎます。

湾岸戦争の時も、原油価格が40ドルから一気に80ドルまで上がりましたがその後すぐに40ドルに戻りました。

もし高値で掴んでいたなら悲惨な状況です。

信用取引もそもそも初心者がやるべきではないですが、もし考えている方がいるなら一度考え直してください。

Next: やってはいけないことその3は?短期か長期か、期間別の投資戦略

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