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老化説も?追加緩和を見送った黒田日銀総裁の事情 3つの仮説=藤井まり子

その3. 「通貨マフィアの一員としての役目(ヘリマネ出動)」を決行する決心をしたものの、「任務の重さにびびった」説

前日に、アメリカから「事実上のヘリコプターマネー出動」を強要された黒田日銀は、将来IMFなどの国際機関への天下り先欲しさに、「近いうちの事実上のヘリマネ出動」の決心をした。

すなわち、黒田日銀は「伊勢志摩サミット」後、「日本財務省の大型財政出動と並行するかのように、日銀が追加の金融緩和策を発動して日本財務省を支援する」という「ヘリマネ(=赤裸々な財政ファイナンス)」の決心をした。

とはいえ、学者でなく、元財務官僚の黒田総裁自身は、「事実上のヘリマネ」(=財政ファイナンス宣言)にすっかり怖気づいてしまった。

つまり、「通貨マフィアの一員としての黒田総裁がヘリマネを覚悟した瞬間に怖気づいた」説です。

6月の日銀政策決定会合で、黒田総裁が「財政ファイナンス」という言葉を使うかどうかも要注意!あるいは、それに似通った表現を使うかどうかも要注意!「年後半の景気の持ち直し」を先取りして、日本株式市場は、そろそろ上昇気流に乗ることでしょう。ただし、買い上げる前に下げたい人が多かったら、乱高下します。

個人投資家の皆様におかれましては、右往左往しないで、でーんとしていてください。

【関連】「マイナス金利の効果を見極めていく」市場を敵に回した黒田総裁の詭弁=近藤駿介

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藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』2016年5月9日号より一部抜粋、再構成

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