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思考スピードが劇的に向上「問題解決フレームワーク作成&活用法」をゼットスケーラー日本・アジア代表の金田博之氏が実体験から解説

フレームワークの活用と作成

では、リーダーがフレームワークを活用し作成する手順はどうなっているのか。

以下の図で整理してみました。

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混沌とした状況・問題がある時。行うのは「単純化・抽象化」の蓄積です。

<ステップ1:単語化>

まずはステップ1『単語化』。問題に対する「これって結局こういうことじゃないの?」や「要は〇〇でしょ?」という言葉を『単語』として蓄積しましょう。

いきなり自分で単語化することが難しければ、まずは吸収する。様々なフレームワークを学ぶほか、経験豊富な上司の口癖や、社内でずっと言われ続けている単語もフレームワークです。なのでまずはそれらを吸収したうえで、自分なりの言葉を見つけるのも手です。

まずは『単語』として蓄積したフレームワークを応用して解決を目指しましょう。

<ステップ2:構図化>

続いてステップ2『構図化』。『単語』で解決できなければ、さらに単純化・抽象化して『構図』にしましょう。

たくさん蓄積した『単語』を、図やフローチャートとしてまとめます。レベル1が「文字にする」なら、レベル2は「イメージにする」ですね。

<ステップ3:概念化>

さらに単純化・抽象化すると、ステップ3の『概念』化。ここまで行くとさすがに社長レベルですし大きな話になるので割愛しますが、「単純化・抽象化」を突き詰めていった先が『概念化』です。

まずは成功者のフレームワークを活用することから

ということで、「最初は流通しているフレームワークを使う。そのうち自分なりのフレームワークを作る」のが活用と作成の手順です。

ちなみにこの図は、私がミスミ時代の三枝匡さん(当時の会長)から学んだ図です。以前もお伝えしましたが、三枝さんは私にフレームワークを教えてくれた人物で、若いときの私は三枝さんの書籍を何冊も読んでフレームワークを学びました。

三枝さんの書籍はこちらから確認できます。ご興味があればぜひ手にとって読んでみてください。

皆さんは当メルマガで多くのフレームワークを吸収していますから、まずは活用してください。そして、やがては自分自身でフレームワークを作ることを目指していただきたいと思います。

Next: どう仕事に活かす?ケーススタディ「金田のフレームワーク例」

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