ノルウェー政府も“優良”判定
ここで株価を見てみましょう。

ヤクルト本社<2267> 週足(SBI証券提供)
ヤクルト1000のヒットで大きく上がってきて、さすがに上がりすぎたということで、いま少し萎んでいる状況です。
これが例えば8,000円前後で落ち着いてきたら、少なくともPERで見た時には割高感もありませんし、値上げやヤクルト1000の増産で業績がまた伸びるということになれば、そのあたりで底を打つのではないかという想像をしています。
もちろん実際に株価がどうなるかは分かりませんが、それが外れたとしても長期的に安心して持っていられる銘柄であることは確かだと思います。
さらに良い情報として、大株主に『ノルウェー政府』が入っています。
ノルウェー政府というと年金基金です。
石油で儲かったお金を年金の運用にまわしていて、ノルウェー政府年金基金の運用はかなりオーソドックスかつ良い企業に投資してそれを長く持つという動きをしています。
そのノルウェー政府が新しく買っているということは、ノルウェー政府のファンドマネージャーのお眼鏡にかなったと言えるのではないでしょうか。
あわよくばこの買いが呼び水となって新たな外国人投資家の買いが入ることも期待されます。
今、ヤクルトは非常に面白い銘柄かと思いますのでぜひ注目してみてください。
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『
バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問
バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問
』(2023年7月27日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。