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なぜ着々と日本衰退を進める自民党に票が集まるのか。悪政の数々を列挙して見えた実態。報道されぬ米国による「ニッポン改造計画書」とは=神樹兵輔

「やってるふり」の少子化対策

さて、少子高齢化による人口減少は30年以上前から警鐘が鳴らされていたのに、アリバイ的に「少子化担当相」などというコケオドシの特命大臣の看板だけを掲げ、何もやってこなかったのが自民党でした。

それにもかかわらず、ここにきてなんでまた突然の「異次元の少子化対策」なのでしょうか。

大軍事拡大政策に舵を切ったことへの、せめてもの罪滅ぼしのつもりだったのでしょうか。

「異次元の少子化対策」などと岸田首相が唐突に打ち出したものですから驚かされました。

しかし、これはもう、今さら、もはや手遅れでしょう。

まだ予算も曖昧なままですが、これから「少子化対策」と称して、年間3兆5,000億円も使う気なら、先に軍拡のほうをどうにかしてほしいと思います。この程度の予算では、「子育て支援」にすぎず、人口増につながる「出生対策」にはなっていないからです。

岸田政権は、今年もすでに2,000億円もの予算をつけて、米国の旧式トマホークミサイルを400発も買ってあげ、米国軍需産業の在庫一掃セールに手を貸しています。

「アメリカのATMかよ!」と突っ込みたくなります。

旧安倍政権下で米国との「集団的自衛権行使」を国是とし、専守防衛を形骸化し、もはや憲法改悪などしなくても、オフショアバランシング政策で、アメリカの代わりに日本が中国と戦う図式の「ウクライナ化」が進行中です。本当に恐ろしい話なのです。

なにゆえ、アメリカの言いなりなのでしょう。

岸田政権は、あの安倍元首相でさえできなかった大軍拡で、今後5年間で43兆円もの軍事予算をつぎ込み、今の2倍のGDP2%規模の「防衛力」を有し、世界第3位の軍事大国になることを目指しています。

北朝鮮ミサイル開発原資は日本人信者から巻き上げたカネ!

岸田自民党政権では、北朝鮮のミサイル乱射の脅威を糧として、ますます米国の軍需産業を潤す属国化がすすんでいます。

その北朝鮮には、自民党とズブズブの関係を続けてきた旧統一教会を通じて、4,500億円もの日本人信者から吸い上げたカネが流されていたのですから、笑止千万でした(米国防総省=ペンタゴンの調査報告による)。

ほとほと呆れたことに、ミサイル原資が旧統一教会にマインドコントロールされて奪われた日本人信者からのカネだったのですから、ずっこけてしまいます。

その信者獲得に長らく「広告塔」として貢献してきたのが自民党議員たちという構図でした。マッチポンプだったのです。

嗚呼――と、うなだれるばかりです。

ホントにもう、反日・売国・世襲・大企業優先・米国隷従なのが自民党政権だった――というわけです。

そして、それに連立でくっついているのが、これまたカルト教団をバックにした、かつては「平和の党」を標榜していたはずの「下駄の雪」の公明党なのでした。

政治に無関心の日本国民の知らないところで、ものすごい醜怪な構図になっているのが今の日本で、それを築いてきたのが自民党なのです。

政・官・世襲・大企業・アメリカ政府・カルト教団などの影響力が複雑に絡み合って、今後も自民党の政策が行われていきます。

いちいち実例を挙げて、見ていった方が早いでしょう。

Next: 悪政の連続。大企業や経団連の要望で作られた資本家優遇政策を列挙

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