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ドル円の上値メドは112円前後、長期円高トレンドは依然継続中~各通貨ペア・ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ユーロ/円(EUR/JPY) 正念場が続く

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先週のレポートでは、BDラインに注目した。BDラインを維持することが出来れば、下げ止まりから落ち着いた動きが続くことが期待されたからだ。実際には、BDラインの下方ではあるが、BDラインに沿った小動きとなっている。次の注目日は6月7日前後である。

B点水準:約123円
C点水準:約128円

今週のポイントは現水準を維持できるのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>

BDラインに注目したい。引き続き、BDラインに注目したい。なぜならば、BDライン水準は下値の節目でもある。この水準、すなわちBDラインから下放れてしまうと、下値不安が広がることになるからだ。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場が続いている。下値のメドはもち合いが続いていることから、下放れら場合を想定し120円50銭前後を考えたい。反発上昇の強い相場になるには赤丸水準の124円50銭を終値で超えることである。更に本格的上昇相場に移行するには128円を終値で超えることが必要となる。

現在のシナリオ

軟調な展開が鮮明になっていく可能性もある。まず、BDラインの下方を推移している。また、C点が位置する時間帯を通過しても陰線が出現している。上値も右肩下がりに推移しているからである。

第2シナリオ

下げ止まりから落ち着いた動きになる可能性も残っている。同事線に似た小さなローソク足が頻発している。すなわち、流れが変わることが考えられる。下値支持線ADラインも控えているからである。

なお、MACDは横這い状態が続いている。スローストキャスティックスの数値は40%台での横這いから下落し始めた。

豪ドル/円(AUD/JPY) 下値でのもち合い続く

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先週のレポートでは、ABラインに注目した。ABラインが上値抵抗線となり、軟調な展開がより鮮明になっていくのか否かがポイントになったからだ。実際には、ABラインを超えたのが、その動きは小動き、もち合いが続いている。次の注目日は5月31日前後である。

A点水準:約84円50銭
B点水準:約76円50銭

今週のポイントはこのままもち合いが続くのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>

C点に注目したい。週明けにC点が位置する時間帯を通過する。もち合いが続いているだけに、変化日を通過する時間帯には注意をしたい。

値動きのポイント

下落エネルギーの強い相場が続いている。下値のメドは76円50銭前後を考えたい。レンジ内の反発上昇エネルギーの強い相場への転換のポイントは赤丸水準の82円50銭を終値で超えることである。

現在のシナリオ

上値の重たい展開が続く可能性がある。B点が位置する時間帯を通過した後も上昇することなく推移している。上値抵抗線ADラインが控えている。そして、もち合いもゆっくりと右肩下がりに推移しているのも気になる。

第2シナリオ

下げ止まりから落ち着いた動きになっていく可能性も残っている。B点が位置する時間帯を通過した後は同事線が出現している。しかも週明け早々には変化日を迎える。よって、流れが変わる可能性もあるからだ。

なお、MACDは横ばい状態が続いている。スローストキャスティックスの数値は緩やかながらも上昇が続き、30%台に乗せてきた。

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