【関連銘柄】トランプ氏がアメリカ大統領に就任するなら…この銘柄を買え!?

ドル買い!?　伊勢志摩サミット後のマーケットは？

先週、伊勢志摩サミットが開催され、27日には注目の首脳宣言が公表されました。

世界経済の下方リスクに警戒感を示すと共に、焦点のひとつとされていた財政出動については、G7が協力して取り組みを強化することの重要性について合意。

為替の動きについては、各国が通貨の競争的な切り下げを回避することの重要性が強調される内容となりました。

マーケットに大きな反応はありませんでしたが、逆に言えば、満足とまでは言わないにしろ、最低限の納得はできる内容だったということなのでしょう。

今週の注目ポイント

さて、今週の注目ポイントですが、サミットをこなし次は具体的な政策に注目が集まるでしょう。

すでに消費税増税見送りの報道が出ていますが、財政出動の規模やW選挙の話題もマーケットに影響しそうです。

日銀の追加緩和期待が膨らめば、円安方向に動きやすい環境となるでしょう。

海外では27日にイエレンFRB議長が「数カ月以内に利上げが適切になる可能性がある」と発言しており、利上げ観測の高まりも予測されます。

また、今週末には注目の米雇用統計が控えています。予想を上回るようであれば更なるドル買いに傾く可能性があります。6月に入り大きく動きだすかもしれません。

【関連】米大統領選に固唾を呑む市場。ヒラリーでもトランプでも株高・ドル高は続く＝矢口新

【関連】「トランプ大統領」が公約する対米自立プランで日本はどう変化する？＝岩崎博充

【関連】「史上最大のボロ儲け」天才ポールソンの手法から個人投資家が学ぶべきこと＝田渕直也