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株式分割で買えちゃう「高嶺の花」銘柄に押し目買いの好機か。注目の5銘柄=田嶋智太郎

マツキヨココカラ&カンパニー<3088>

1対3の株式分割を実施。8月14日に年初来高値を更新しており、その時点では1単元で100万円近い資金が必要だった(執筆時は1単元で27万円)。

足元は、人流が回復していることで日焼け止めなどの季節性商材や化粧品が好調。むろん、インバウンド需要の回復も集積に大きく寄与している。都心店を中心に客足が戻ったほか、リップなどのメーク向けの化粧品が伸びる。風邪薬など医薬品も好調に推移している。

4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比51%増の119億円だった。24年3月期の通期予想では、売上高が前期比3.0%増の9800億円、営業利益は同3.6%増の645億円、純利益は同3.6%増の420億円と過去最高を見込んでいる。

株価は、足元で26週移動平均線が位置するところまで調整してきており、そろそろ押し目買いの好機が到来すると個人的には見る。

マツキヨココカラ&カンパニー<3088> 日足(SBI証券提供)

マツキヨココカラ&カンパニー<3088> 日足(SBI証券提供)

今回、株式分割を実施したのにも拘らず従前の株主優待制度の対象と内容は(商品券)変更せずに維持。つまり、実質的に制度が拡充された格好となった。

日本道路<1884>

1対5の分割を実施。9月28日に年初来高値を更新しており、その時点では1単元で100万円近い資金が必要だった(執筆時は1単元で18.5万円)。

清水建設子会社の道路舗装大手で、道路舗装工事やアスファルト合材の製造・販売などを展開。主力の建設事業は高速道路や主要幹線道路の舗装工事をはじめ、テストコースなど自動車業界、スポーツ施設、物流関連の3分野も注力する。

道路舗装など手持ち工事を順調消化。原材料高落ち着くうえ、施工管理徹底で採算改善。24年3月期は売上高が前期比5.6%増の1,640億円、営業利益は同75.6%増の100億円、純利益は同14.0%増の65億円を見込んでいる。

日本道路<1884> 日足(SBI証券提供)

日本道路<1884> 日足(SBI証券提供)

株価は、足元で26週移動平均線が位置するところまで調整してきており、予想PER=12倍台、PBR=0.83倍、予想配当利回り=3.2%台と割安感が感じられる。

Next: まだある買いやすくなった「高嶺の花」銘柄

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