️労働指標は改善傾向!強い数字を織り込む流れに
民間会社の雇用指標であるADP社の雇用報告が上振れしたこともあり、雇用統計発表後の金利上昇を意識したオプショントレードが散見されているとの報道もありました。
やはり、今夜の雇用統計が強い数字になるとの警戒は強いようで、それがまたドル買いの背景となっています。

雇用指標の結果(青は改善・赤は悪化、数値はいずれも速報値)
久々のオールブルー、直近の雇用指標はすべて改善傾向を示しています。こうなると、強気予想が増えるのも当然といったところでしょう。
ただ、ハードル的にはかなり高いですし、織り込んだ動きになっていますので、さらなるドル円の上昇には、最低でも予想より良い数字が求められることになりそうです。
️強い数字が予想されているので逆張りもアリ!
予想を上回る数字が出れば、ドルはもう一段上昇しそうです。それでも、先ほども指摘した通り強い数字が織り込まれている部分もかなりあるので、その点には注意。
具体的には、非農業部門雇用者数が+20.0万人の大台レベルを超えてくるかどうかが焦点。このレベルをしっかり上回れば、ドル円は一段高で146.00円を試していくことになるでしょう。
最近は注目されていた失業率も、3.8%レベルなら問題ないでしょう。流石に3.9%となってくると、雇用者数が予想を上回っていても問題視されてドル円の上値を重くしそうですが。
インフレ要因として重視されていた平均時給も、インフレそのものが後退しているという見通しがあるため、よほどブレがない限りは重視はされにくそう。
とにかく、雇用環境の悪化、雇用者が大きく減少しそうだという兆候がなければ、ドル円は短期的に底堅い値動きを続けそうです。





