今夜の想定は1ドル=142.00〜146.00円
145.00円という大平節目や、テクニカル的にも146円台はかなり重たそうなので、目を見張るような強い数字でも出ない限りは、一気に上値を攻略していくのは難しいでしょう。

ドル円チャート(日足)
したがって、予想が困難でサプライズになりやすい雇用統計という側面を踏まえれば、事前にポジションを持つのであれば弱い数字のショック商状を期待してショート一択でしょう。
雇用統計は逆張りが有利な面もありますからね。雇用者数が+10万人をしっかり下回るのであれば、1〜2円幅の下げも期待できそうです。
また、安全策で行くならば、数字を確認してから戻り売り・ショートを試したい。予想並の数字であれば、インフレは十分後退しているわけですし、採取的に利下げは時間の問題という見方になりがちで、金利の上昇トレンドが継続する可能性は低いですからね。
もちろん、雇用者数が+20.0万人を大きく上回った場合は、上値の限界を試して147円というシナリオをも考えられますので、強い数字が出た場合は素直にロングで追っかけて50銭から1円幅を目標に値幅を狙っていきましょう。
こんな感じで、大きく狙うなら弱い数字に期待して事前にショート。安全策で行くなら数字を確認して、ショートを少しずつ積み重ねるか、ロングで短期的な値幅を狙っていくかといったところです。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2024年1月5日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による





