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籠池氏の証人喚問でさらに深まった「疑惑」を安倍総理が晴らす方法=三宅雪子

「秘書が秘書が」から「妻が妻が」へ

国会のインターネット審議中継を観るのが私の趣味なのですが、最近はそれがかなりつらくなってきました。なぜかというと、野党議員からの質問に対して、安倍総理のキレ方が尋常ではないからです。

妻が妻が!」「レッテル貼りだ!」「犯罪者扱いだ!」…

質問した野党議員が呆気にとられるほどの興奮ぶりです。安倍さんへの質問は当然「内閣総理大臣」たる安倍晋三議員に対するものなんですが、安倍さんは以前からの傾向でそれを個人攻撃と捉えているようなのです。当然そうではありません。

ここにきてそれがさらに顕著になってきたように感じます。まさに「一切の批判許すまじ」といった様相です。気のせいか、最近は立ち振る舞いも独裁者然として見えるような…。

第一次安倍政権の時には、野党からの多少きつい質問でも、現在よりはずっと冷静に答えていたように記憶しています。本来は第一政権時よりもはるかに(与党の)議席数も安定しているので、現在の方が余裕がずっとあるはずですから、そこが不思議なんですよね。

先日、私のネット配信番組に出演してくださった菅直人元総理も同じことを言っていました。まあ、そういう菅さんもかつては「イラ菅」というあだ名もあったわけですが、失礼ながら最近は丸くなったように感じます。

要は歳を重ねれば、普通は穏やかに寛容になっていくものなのですが、なぜか安倍さんは逆なんですよね。

今国会は、夫人である昭恵さんに関しての質問が多いので、なおさらなんでしょうか。連日「妻が妻が!」の大連呼(これが最近、家内、そして昭恵にと変わってきましたが)。自分への批判、夫人への批判のいずれにしても、関係者の批判は許すまじという態度です。

いくら許すまじと総理が思っても、今回の『森友学園』も『加計学園』も、昭恵夫人がかなり深く関与しているという疑惑を持たれていますから、ここばかりは野党も訊かざるを得ません。

訊かれたくないのならば、誤解される行動をまずしない。そして、説明責任をしっかり果たし、証拠となるものを示してその疑惑を払拭することが第一です。質問に怒ってばかりでしっかり答えないので堂々めぐりとなっていますが、一貫して安倍さんが言っているのは「2人とも一切の不正には関与していない」です。

昔は、政治家の逃げ口上と言えば「秘書が秘書が」でした。今は「妻が妻が」です。なんだか時代が変わったなと感じますが、それも昭恵夫人がそれまでの総理夫人と違い、かなり自由奔放な方だからでしょう。それにしても、まさか夫人が政権にこれだけ打撃を与えるとは誰も思っていなかったのではないでしょうか。
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三宅雪子の『こわいものしらず』VOL112(3/24)

・証人喚問
・反省とは
・老いること
・『秘書が秘書が』から『妻が妻が』へ
・断言することのメリット

三宅雪子の『こわいものしらず』VOL111(3/10)

・総理夫人は公人か私人か 2
・生徒の手記
・解散・総選挙
・小金井女子学生刺傷事件
・スピン報道

三宅雪子の『こわいものしらず』VOL110(3/3)

・元気な挨拶が負担?
・総理夫人は公人か私人か
・役所の答弁
・デマの心理学
・永田町恋愛サスペンス小説『議員会館で恋をして』第21話


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三宅雪子の「こわいものしらず」』(2017年3月24日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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3年3ヶ月の与野党国会議員の経験を生かし、三宅雪子独自の語り口で、あたたかみのある中にも、言うことは言う「こわいものしらず」なコラムを展開します。加えて、「教えて!○○さん」「名言・迷言・明言」「永田町コトバ」「ヒトリゴト」「話はそれますが…」など、私的なコンテンツもローテーションでお届けする予定です。

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