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「5兆円損失」報道に埋もれた、GPIF(公的年金)一番の問題点=栗原将

いまGPIFが取るべきポジションとは?私の妄想

もし、ショーがいま、GPIFのファンドマネージャーで「禁じ手は何もないですよ」と言われたら、「日経平均の空売りと円買い」を仕掛けると思います(まず、採用される筈がないのですが・笑)

巨大年金基金が攻撃したら、ドル円は80円とかになる可能性だって十分にあります。

もちろん、これは極端な例ですが、もし、現在の運用体制に大きな批判が集まって、結果、日本株式の運用割合を減らすとでもなったら、もう大変な暴落になります

現時点はまだ5兆円といっても、3%強の損失ですから、大したことはないのですが、今後、さらに日本株式が下落していくと、国民の間に将来不安がますます広がっていく恐れは十分にありますね。

それと、これは余談ですが、昨年の損失の5兆円にもう少し足せば、例えば日本郵政の時価総額5兆円といった感じです。

外国の有力企業で、どちらかというと日本と外交でしっくり行っていない国の会社の株式を買い占めて揺さぶりを掛けるとか、やって欲しいものだと思っています。他国のソブリンファンドは、そのあたり、かなりしたたかにやっていますからね。

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海外投資とネットビジネスで海外移住、ハッピーライフ』(2016年7月6日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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