3日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、引き続き半導体やAI関連株にらみの相場展開になりそうだ。2日の米国市場はNYダウが228ドル高、ナスダックは7ポイント高だった。売りが先行したが、4月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数は前月比11%増の761万8000件と予想を上回り、労働市場の堅調さが証明されたとして上昇に転じた。イラン情勢を巡る不透明感による原油高が重荷になったが、人工知能(AI)の強い需要期待にナスダックもプラス圏を回復。シカゴ日経225先物は大阪比790円高の67540円。円相場は1ドル=159円90銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで前日終値を挟んでの保ち合いが続いていたが、米国市場の取引開始後にレンジを上抜ける形となり、終盤にかけて67600円まで上げ幅を広げた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(67860円)に沿ったトレンドを形成しており、過熱感が警戒されやすいものの、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。
米国では前日まで買われていたセールスフォースやマイクロソフトは軟化したが、一方でヒューレット・パッカード・エンタープライズが急伸した。AIデータセンター向け需要を追い風に2026年10月期の収益見通しを上方修正したことが好感されており、他の関連銘柄に買いが広がっていた。エージェント型AIを搭載した新製品を発表したシスコシステムズも強い値動きをみせており、半導体やAI関連株への資金集中の流れが続きそうである。
時価総額トップとなったソフトバンクG<9984>にはファンド等による資金流入が一段と膨らむ可能性があるほか、キオクシアHD<285A>やアドバンテス<6857>、東エレク<8035>にらみの展開は継続。また、昨日も東証プライムの7割近い銘柄が下落していたが、半導体やAI関連株に資金が集中することで、大きな変化は期待しにくいところであろう。
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