コンファレンスボードが発表した米7月消費者信頼感指数は90.8と、予想外に6月92.2から低下した。原油価格の高止まりや中東情勢受け、消費者はより注意深くなっている証拠となった。6月分は91.2から92.2へ上方修正された。現況指数は114.9と、6月から上昇予想に反し低下し21年2月来で最低に落ち込み全体指数を押し下げた。期待指数は74.7と、予想を上回った。6月分も74.7と、74.4から上方修正され昨年8月来の高水準を維持した。
同時に、消費者の住宅や自動車購入意欲は緩やかに強まったほか、サービスへの支出意欲は強く、消費が引き続き成長を支えていく可能性が示唆された。また、12カ月のインフレ期待も平均5.5と、2月来の低水準となった事は、今後、消費者心理改善につながる可能性が期待される。
エコノミストが雇用状況を判断するうえで注視している雇用が「十分」24.6と「困難」21.5の差は3.1。6月3.8からさらに悪化し、2021年2月来で最低となり、雇用を得るのが寄り困難な環境となったことが明かになった。連邦準備制度理事会(FRB)関係者や市場関係者の見解に反し、消費者の労働市場への見解はそれほど強くないことが証明された。トランプ大統領から利下げの圧力がかけられているウォーシュFRB議長にとっては、連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの利上げ要請を退ける良い理由となる可能性がある。
◇米7月消費者信頼感指数:90.8(予想92.4、6月92.2←91.2)
現況:114.9(6月118.5←116.4)
期待:74.7(6月74.7←74.4)
●雇用(%)
十分:24.6(25.5)
不十分:53.9(52.8)
困難:21.5(21.7)
6カ月後の予想
増加:16.7(15.6)
減少:25.3(25.5)
不変:58.0(58.9)
所得
改善:20.3(20.7)
悪化:13.0(12.9)
不変:66.7(66.4)
●12カ月のインフレ期待
平均:5.5(5.9)
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