三栄コーポレーション<8119>は31日、2027年3月期第1四半期(26年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.4%減の88.38億円、営業利益が同80.0%減の0.93億円、経常利益が同74.6%減の1.30億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同94.4%減の0.19億円となった。
家具家庭用品事業の売上高は前年同期比3.0%増の48.58億円、セグメント利益は同0.37億円減の3.12億円となった。海外向けでは、前期伸長した欧州ブランド向けキッチンツールの売り上げが引き続き伸びを見せていることに加え、国内向けでも家庭用品商材の売り上げが堅調に推移し、前年同期比で増加となった。EC事業では、「MINT(ミント)」などの家具・インテリアのネットショップの売り上げが、中東情勢に起因する値上げ実施の影響もあり前年同期比で減少となったが、新たに立ち上げたフルフィルメント・ビジネスで取扱量が増加しており、事業拡大を着実に進めた。セグメント利益については、EC事業での値上げ実施により利益率の改善は一定程度図れたものの、低粗利率商材の構成比が上昇したこともあり、減益となった。
服飾雑貨事業の売上高は同13.9%減の28.97億円、セグメント利益は同2.37億円減の0.94億円となった。インバウンドを中心にいまだ堅調な旅行・外出需要だが、円安や物価高の進行の影響もあり、その伸び率には鈍化傾向がみられている。こうした外部環境の影響を主因として、前年同期比では減収となった。成長分野として注力しているサステナブルビジネスにおいては、オリジナルバッグブランド「uF」など認知度向上が進んでいるブランドに投資を集中させ、ブランドの選択と集中を進めている。なお、フットウェアブランドを展開していた連結子会社のベネクシーは2026年5月末で会社解散し、8月の清算に向けて手続中となっている。セグメント利益については、売上高の減少に加え、ベネクシーの会社解散に伴う在庫処分販売による売上総利益率の低下を主因として、減益となった。
家電事業の売上高は同22.0%減の4.91億円、セグメント損失は1.62億円(前年同期は1.04億円の損失)となった。自社ブランドの理美容家電および調理家電の売り上げは、ECチャネルや海外売上で伸びを見せ始めているものの、マーケットの競合激化の影響もあり特に理美容家電が苦戦し、前年同期比減少となった。なお、連結子会社の三發電器製品(東莞)有限公司については、2026年末での清算に向けて手続きを進めており、また、当該子会社の販売会社である三發電器製造廠有限公司も、同年末での解散決議を予定している。損益面については、売上高の減少および中国工場の閉鎖費用の計上などから損失となった。
2027年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.5%増の365.00億円、営業利益が同2.6%減の10.00億円、経常利益が同13.5%減の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.1%増の7.00億円とする期初計画を据え置いている。
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