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PDCAを放棄し新興宗教と化した「異次元の金融緩和」=近藤駿介

日本経済新聞(9月14日付)より、「日銀は20~21日に開く金融政策決定会合でまとめる異次元緩和の『総括的な検証』で、今後の金融緩和の軸にマイナス金利政策の深掘りを据える方針だ」。このような「結論ありき」のものは、一般的には「検証」とは呼ばない。(『近藤駿介~金融市場を通して見える世界』近藤駿介)

プロフィール:近藤駿介(こんどうしゅんすけ)
ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験。評論活動の傍ら国会議員政策顧問などを歴任。教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚を伝える無料メルマガに加え、有料版『元ファンドマネージャー近藤駿介の現場感覚』を好評配信中。

カルトに墜ちたアベノミクス、最大の問題点

「この道しか見ていない」

「日銀は20~21日に開く金融政策決定会合でまとめる異次元緩和の『総括的な検証』で、今後の金融緩和の軸にマイナス金利政策の深掘りを据える方針だ」(14日付日本経済新聞「マイナス金利 深掘り軸に」)

このような「結論ありき」のものは、一般的には「検証」とは呼ばない。

本来「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)」という4段階あるべきものだが、P-Dまでしかない。C-Aが省略されるということは、間違った政策であっても盲目的に続けられるということ。

「異次元の金融緩和」を含めて、ここが「アベノミクス」最大の問題点。「この道しかない」のではなく、「この道しか見ていない」だけ。これでは新興宗教と何も変わらない。

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近藤駿介~金融市場を通して見える世界』(2016年9月14日号)より
※記事タイトル、本文見出し、太字はMONEY VOICE編集部による

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