バランス感覚が大切
この世の中はお金を中心に回っていますから、どうしてもお金がその人の性格や心理状態にも影響してきます。経済的に潤っている人は性格も穏やかになり、経済的に窮している人は性格や目つき、顔つきまで厳しくなってきます。お金は人格、性格の支えでもあるのです。
また経済は、その大きさよりも、バランスが大事です。例えば、月々の給与が満足行く金額ではなくても、毎月手取額の1割を貯金できている人は、1年後には1ヶ月まるまる休んでも経済的には耐えられる、ということになるのです。これって結構心に余裕ができませんか?
8マスを埋めるだけ!お金が貯まるチェック表
この経済のバランスを保つために知っておきたいのが、「お金には使う順序がある」ということです。
こんな表を作ってみましょう。
今 | 将来 | |
---|---|---|
必要 | ||
あればいいな | ||
無くてもいい | ||
不必要 |
8個のマスが出来ますが、ここを埋めていきます。
「今、必要なもの」欄には“日々の生活”に関するもの入るはずです。「将来、必要なもの」欄には“老後の生活資金確保”とか“持ち家を購入”や“子どもの学費確保”などが入ってくるかと思います。
「今、あればいいな」欄以降は人により、また年代により違いがあると思いますが、ここにはお掃除ロボット、自動食器洗機、浴室乾燥機等「自分や家族が、これがあると生活や時間にゆとりができる」というものが入ります。
「将来、あればいいな」欄には、これが手に入ったら自分や家族が楽しくなるものを考えます。何が入るかは、やはり人により異なりますが、例えば別荘、クルーザー、高級外国車、世界旅行などでしょうか。
「今、無くてもいい」、「将来、無くてもいい」や「今、不必要」、「将来、不必要」には何が入るでしょうか。これも人により、年代により異なってきます。
この表は、お金を使うべき順序を示しています。お金が貯まらない人、言い換えると「お金に嫌われている人」は、この順序を間違えています。「今、無くても良い」ものを買ったり、「将来、不必要」なものを買って、「今(将来)、必要」なものを後回しにしているのです。